昨日の話 ページ45
家に帰ると、突然凛月が抱きしめてきた。
A「…凛月?」
凛月「…眠い〜。疲れた〜。」
A「…ご苦労様。」
凛月「Aもねぇ。」
手を洗って制服を着替え、ソファーに座る。
すると凛月も隣りに座って、私の膝に倒れてくる。
凛月「膝枕〜♪」
本当に飽きないよね。
毎日やってるのに。
私も眠くなってきたなぁ…。
私は目を閉じた。
凛月「…おやすみ。A。」
次の日のこと。
凛月は朝早くから学校でレッスンがあるらしく、
休日にも関わらずバタバタしていた。
私は特に何もすることなかったから、
塾で自習でもしようと家を出る。
凛月は今日から5日くらいは学校に泊まるそうだ。
また寂しくなるかもしれないから
電話したら出てねって言われたんだよね。
私も寂しいな…。
でも、アイドルなんだからそれはそうだよね。
凛月の奥さんになった人も、同じような思いするんだろうな。
…考えたくもないけど。
夕方、一人で塾から家に帰っていた。
見覚えのある後ろ姿が見える。
真緒だ。
レッスンの帰りなのかな。
ジャージ姿だ。
でも、何故か声をかける勇気がなかった。
すると、真緒が突然こちらを向いた。
真緒「!?」
私に気がついたのか、驚いた表情をしている。
手を振ってみると、真緒も手を振りながらこちらに向かってくる。
真緒「よ、塾の帰りか?」
A「うん。
真緒はレッスンかな?」
真緒「正解。」
真緒は私の歩くペースに合わせて歩き出す。
真緒「それと、昨日はお疲れさん。」
A「ありがと。」
真緒は昨日、レオさんのことがあり、一緒に帰れなかった。
だから、ステージでの発表以来話してなかった。
真緒「まさかお前がKnightsのモノマネするなんて思ってなかったから驚いたなぁ…。
すげぇ凛月の声に似てたから、歌ってるふりしてるだけかと思ったよ。」
A「みんなから言われるよそれ…。」
真緒「Knightsの衣装も似合ってたし。」
A「え、ほんと?」
真緒「おう!すげぇ大人っぽかったぞ!」
そんなわけ無いとは思ってるけど、
真緒に言われるとすごく嬉しかった。
A「良かった…。」
真緒「…まぁ、本当は俺をやってほしかったところだけどな。」
?なにか言ったかな?
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照山紅葉 - 名無しさんさん» コメントありがとうございます。夜分遅くにすみません!初めてここまで高評価いただいて、驚いています。今後ともよろしくお願いします! (2022年3月29日 1時) (レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 続編ありがとうございます!この作品大好きなので最後まで応援させていただきます! (2022年3月29日 0時) (レス) @page50 id: 62c0e911ba (このIDを非表示/違反報告)
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