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-リョーマside-
いや、迎えに来たって…。
桃「おい越前、
あの可愛い子誰だよ！彼女か？」
俺が " そうっス "
と答える前に、
先にAが口を開いた。
A「はじめまして。
越前Aです！
リョーマくんとはいとこ同士で、
訳あって今、
リョーマくんの家から
通っているんです」
ご丁寧に " よろしくお願いします "
とお辞儀までしちゃって。
「もういいでしょ。
早く家に…」
菊「俺、菊丸英二だよ〜ん。
英二って呼んでちょっ」
桃「俺は桃城武で二年。
桃ちゃんって呼んでくれよな！」
はぁ…。
こうなるから
会わせたくなかったんだよね…。
俺がAに近づいてくる男を
片っ端から排除していたこと
なんて知らないAは、
先輩たちにニコニコと
笑顔を振りまいている。
少しは俺の苦労も
知ってほしいね。
A「リョーマくん、
早く帰ろう」
なんて俺の手を引く
姿を見ると、
許してしまう俺は
今日もまた甘やかしてしまう。
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作者名：alicexxx0508 | 作成日時：2018年9月24日 22時
