私とテニス部 (ページ44)

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幸「本を読んで
勉強するのもいいけど、
折角なら実践しながら
覚えていくほうがいいと思うよ」

" こうして目の前に
テニス部がいるんだから "

なんて微笑む幸村くん。

確かにリョーマくんも、
似たようなこと言ってたなぁ…。

やっぱり頭で覚えるより、
身体で覚えるってことか。

幸「そうだ、
明日から一緒に
やってみるかい？
部活中は無理だけど、
お昼休みなら空いてるから」

「気持ちは嬉しいけど…
折角の昼休みなのに
幸村くんに悪いんじゃ…」

幸村くんにも
やることがあるだろうし。

幸「フフ…気にしないで。
俺はA先生と
一緒にテニスがしたい。
それならいいだろ？」

う"…そんなこと言われたら
断れないよ。

「はい、
よろしくお願いします」

幸「フフ…こちらこそだよ。
じゃあ、明日の昼休み
ここのベンチで待ってる」

私と幸村くんは
そう約束して
幸村くんは教室へ、
私は保健室はと戻った。

幸村くんと練習か…。

幸村くん優しそうだし、
きっと丁寧に教えてくれるよね！

幸村くんに恥らないように
頑張らないと！！

球技大会までには
できるようになってくれればいいなぁ。