私とテニス部 (ページ36)

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-リョーマside-

「「お疲れ様でした」」

俺はすぐに着替えを済ませ
部室を出ようとしたとき
" おい、越前 " と、
桃先輩に呼び止められた。

桃「この後メシ食いに行かねーか？」

「この後用事があるんで」

用事と言っても、
ほぼ強制的に俺が迎えに行くんだけど。

菊「もしかしておチビ…
デートかにゃ～？」

「そうっス」

あながち間違ってないっしょ。

後ろで " えーっっ "
って言ってる声が聞こえてきたけど、
俺は気にせず歩き出した。

立海大に着き、
校門の前で待っていると
誰かに声を掛けられた。

切「お前…青学の…」

「あ、赤目の人」

こいつ苦手なんだよな…。

切「切原赤也だ。
名前ぐらい覚えろ」

幸「ボウヤ…
何でここにいるんだい？」

「待ち合わせっス」

" ふーん "

なんて俺を見る幸村さん。

「で、
その幸村さんたちは
何で帰らないんスすか？」

幸「俺達も待ってる人がいるんでね」

あっそ。

別に俺には関係ないこと。

そんなことを思っていると、
向こうからAの姿が見えた。

歩み寄り

" 遅い "

と俺が言うと、
Aも幸村さんたちも
びっくりした顔で俺を見てきた。