私とテニス部 (ページ33)

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仁「お前さん、
鈍感すきだぜよ」

「え？そう？
そんなことないんだけどな…」

そもそも、
鈍感なんて言われたことないし。

蓮「まあ、いいじゃないのか。
その方が燃える人もいるようだし…」

柳くんが見てる視線には、
切原くんと幸村くんがいた。

切「幸村部長には負けませんよ！」

幸「もちろん俺も負けないよ。
丸井だけじゃなく、
仁王も狙ってるみたいだから
仁王もいるね」

「なんて言ってるけど、
大丈夫なの？仁王くん」

仁「ほっときんしゃい。
俺は俺でやるからのぉ」

一体何をやるんだろうか…。

私だけ全然状況が
読めてないんですけど…どうしよう。

というのか、
みなさん走り込みはしなくていいのかな？

なんて考えていたら

幸「走り込み始めるよ」

と言う幸村くんの声が聞こえた。

走り込みか…。

大変なんだろうな。

10周ぐらい？
全国レベルだから20周ぐらい
走り込むのかな？

幸「今日は30周だ。
タイムは25分以内。いいね？」

え！？

30周を25分以内に
走らなきゃ行けないの？

単純に計算して…

一周を1分以内に走らないと
間に合わないってことよね？

だいたい7周半を6分もないよね？

これ、完走できるの？大丈夫？

真「よーい、スタート！」