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-幸村side-
俺は休み時間に
ふと外を見ると、
廊下をスキップしながら
通って行く赤也の姿が見えた。
それを目で追っていくと
入って行ったのは保健室。
ああ、そうか。
来週から養護教諭の
越前A先生が
松本先生の代理として
俺らの副顧問をやるんだったな。
「偵察…といったところかな」
なんて呑気なことを思っていたら、
次の休み時間も
そのまた次の休み時間も
赤也は猛ダッシュで
保健室に入って行った。
あそこまで赤也を
保健室に通わせるなんて…
「君に少し興味がわいてきたよ」
俺はひとつ微笑み
席を立ち保健室へと向かった。
保健室の前につくなり、
切「俺、A先生のこと好きっス！」
なんて聞こえてきた。
聞き間違えか…
と思ったが、
" 赤也…本気なのか？それ "
" 本気ッスよ、仁王先輩。
A先生の優しさに
惚れました！！！ "
とまで言い出す騒ぎ。
俺はため息をひとつ零し、
保健室へと入って行った。
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作者名：alicexxx0508 | 作成日時：2018年9月24日 22時
