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「なんでっ中学、なんすか…！？」
「あー、珍しく今日はラリーが激しいね」
「ちょっ質問に答えてもらえます!?」
なんか今日はリョーマ君がやたらと質問してくる。
日頃の愚痴を言い合いながら軽くテニスするっていうのがこの遊びの主旨のはずなんだけどね(笑)
「ハイハイわかったよ。
んー…実験っつうか？あ、実験台なの私。」
「…？実験台？なんの。」
「親の。」
一瞬リョーマが驚いた顔をしたが、すぐに元に戻った。
さすが、ポーカーフェイスか、
じゃなくて。
「そういえば言ってましたね、親が学者だって」
「はぁ…ほんと、極度の人間科学オタっつぅか。人生を人間科学にかけてるんだわ。
私が生まれた年に文科省から教科書制作の協力を頼まれたらしいんだよね。
そんで大喜びして町の人々やら私を使って色々実験してきたわけよ今までも。」
呆れる親だわよ、幼稚園の時からウサギ小屋に入れられたり何回も転校させられたり外にテント張って無理やり家出させられたり。
いや別に虐待じゃないよ。
割とこれでも甘やかされてきた方だと思う。
あ、高校入ってからは文武両道目指して生徒会長やってれば大丈夫よってだけで特に実験台になることもなく平和に生きてきたわけだけども。
卒業間際にこんなイベントが待ち受けていたとは……
「何の研究なんすか今回は？」
「さあ…いつも実験終わってから教えられんだよねー。
軽くドッキリだよな」
「ふぅん、」
聞いた割に興味なさそうだなコイツ！！
最後まで安定だな、
「ま、なんにせよ今までお世話になりました。」
「何急に改まって！？ウケるよちょっと！？」
「うるさいっす…。
じゃあ最後の質問ですけど。
なんで高校生のA先輩がうちの部手伝ってたんすか？」
今更か
「うんそれね。
大和知ってるでしょ？大和部長。あいつ私の幼馴染なんだよね。
そいつに頼まれてからずっとやってる。
てかなんか去年だったか一昨年だったか、勝手に消えやがってさ。
テニスしに行ってきますね、とか最後にほざいてさ。どこ行ったんだよってね(笑)
まあゆーだいがいなくなった今私がテニ部の手伝いしてる意味もないっちゃないんだけど」
面白い後輩ができたとか、なにかと揉めるけどなんだかんだ楽しいですとか。
言ってたくせに。
「…そんなことないっす…」
それだけ言ってリョーマは家に入っていった。
目に涙が溜まっているように見えたのは気のせいかね
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幽霊部員(プロフ) - 全然更新できずすみません……コメントありがとうございます！！！頑張って続きかきます(笑) (2021年1月7日 15時) (
レス) id: e1bd195033 (このIDを非表示/違反報告)
財堂若也 - おもしろいですね！な、夏ちゃん？？と思いながら見てます！合宿のお話、楽しみにしてます！ (2020年12月12日 12時) (レス) id: f43141c8eb (このIDを非表示/違反報告)
平部員(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます(´;ω;｀)夏ちゃん嫌な奴になりすぎないよう努めます、、、！！ (2020年11月5日 1時) (レス) id: e1bd195033 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - とても面白いです！夏ちゃんいい人のように見えて怖いですね、、、ヒロイン頑張って欲しいです。 (2020年11月4日 10時) (レス) id: a8b7d730eb (このIDを非表示/違反報告)
平部員(プロフ) - 白さん» ありがとうございます、、！！励みになります、更新遅いですが頑張ります(笑) (2020年9月12日 22時) (レス) id: e1bd195033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽霊部員 | 作成日時：2017年4月8日 22時
