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3.腹黒エース ページ3

「あの、なんで体育館に女の子達がこんなにたくさん...」

入部早々、メンバーのデーターを集めるため、キャプテンの笠松先輩に連れられて体育館に向かって歩いていると、目に入ったのは特に行事もないのに入り口に女の子達が集まっているという不思議な光景。ときおり、黄色い歓声も聞こえる。

「...あいつだ」

それを見て、先輩はうんざりしたように顔をしかめて一言呟いた。

「あいつ?」
「今年はキセキの世代も入ったからな、そいつのことはマネージャーとしてまず最初に目を付けとけよ。...キセキの世代は知ってるな」
「はい」
「...よし。それで、あそこにいるのがキセキの世代、黄瀬涼太だ」
「そうなんですか...って、そうなんですか!?」

笠松先輩の方をすごい勢いで向くと、一瞬驚いたように間を置いてからゆっくりと頷いた。

ーーー黄瀬くんって海常だったの?

「ちわっす。...あれ?その子がマネージャー?」

びっくりして思わずあれこれ考えているうちに、笠松先輩に呼ばれたらしく黄瀬くんが目の前に立っていた。けど、わたしのことを見た途端、スッと目を糸のように細める。

「...データー収集に優れたマネージャーって聞いてたけど、予想外にショボかったっスわ」
「ーーー...!!」
「じゃあ、よろしくね。......"Aクン"」

ひらひらと手を振って、練習に向かっていく海常高校のエースを見送る。...なんだ。なんなんだ一体。中学生のときはこんなに嫌なヤツだとは思わなかったけど。今のあの態度はさすがに、

「......腹立つ」
「気持ちはよくわかる。だが、一年生同士仲良くやってくれ。頼んだぜ」

マネのお前が一番あいつに関わることになるんだからな、と念を押して、笠松先輩も練習に戻っていく。

「Aちゃん、怒った顔も可愛いね」
「......森山先輩。それは先輩とキャプテンと監督だけの秘密なんですから、黙ってください」
「え〜」
「それに、もうすぐ誠凛高校と練習試合なんですから早く練習戻ってください」

いつの間にか隣に立っていた森山先輩の背中をグイグイ押して練習に戻してから、黄瀬くんを見返してやるべく、わたしはノートとペンを手にとった。

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設定キーワード:黒バス , 黄瀬涼太 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - たくっちさん» コメントありがとうございます〜!! そう言っていただけると嬉しいです! ほんとにありがとうございます!! (2015年12月29日 22時) (レス) id: 6bc2673fc1 (このIDを非表示/違反報告)
たくっち - めっちゃ良い話じゃないですか。感動しました!これからも感動するような作品よろしくお願いします。応援してます! (2015年12月27日 18時) (レス) id: 14821b434b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 朱いメダカ@ペンタブ禁止令さん» コメントありがとうございます^ ^ そういっていただけると、すごく嬉しいです〜!! ありがとうございます! (2015年5月12日 0時) (レス) id: 6bc2673fc1 (このIDを非表示/違反報告)
朱いメダカ@ペンタブ禁止令(プロフ) - 今日読み始めて一気に最後まで読んでしまいました!!凄くキュンキュンして泣けて…凄く面白かったです!! (2015年5月11日 23時) (レス) id: edbb06b586 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - にょんさん» コメントありがとうございます^ ^ ほんとですか!? すっごく嬉しいです、ありがとうございます!! (2015年5月7日 23時) (レス) id: 6bc2673fc1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年2月15日 11時

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