全部、偽物。14 ページ14
side：A
「A、ご飯食べよー！」
「うおおおお！！！！！ 飯だ飯だー！！！ 戦争だー！！！！」
「落ち着けうるさいそして死ね。」
「そんな小夜ちゃん辛辣ー！」
特に進展もないまま、お昼休みとなった。
いや別になくても良かったんだけどね！？ ただ、なにかあるのかなーって思っちゃったり思わなかったり！？
はあ、考えるのはよそう。
「今日どこで食べる？ 」
「中庭ーーーは、一昨日食べたよね？」
わたしたちは、食べる場所を統一していない。気分によって、別々のところで食べている。
一昨日は中庭で、昨日は体育館。少し冒険感覚で楽しかったりする。
「あ、屋上は？」
ぽつりと言った小夜の言葉。その言葉にわたしたちは顔を見合わせ、「いいねえー！」と口を揃えた。
屋上か、懐かしいなー。前に行ったとき、虫が多くて今度来ようって、なったんだよねー。
そんなことを考えてると、あっという間に屋上についた。
「空いてるかな？」
「空いてるでしょ。」
がちゃりと、屋上のドアノブを回した。その瞬間、ブワアアーっと風が吹き荒れた。
髪が後ろに下がり、思わず目を瞑る。でもそんな風は一瞬で、すぐに終わった。
「うっわー、屋上だーー！！！」
「A走んないで。汚い。」
「あのそれはわたしが汚いということですかそれとも走ると汚れが舞う的な意味で汚いなのでしょ」
「さ、食べよっかー！」
「早苗も清々しいほどのスルーっぷりだね。」
そして他のみんなも！ もうAちゃん泣いちゃうぞ！
きらっ、という効果音をつけたかったが、それは音響さんに任せようかな！
とわけのわからないことで心の中が暴走しつつ、わたしはお弁当に箸をつけた。
「んー、こりゃうめえなあ。マミー！ ありがトゥ！」
「はあ、A死なないかな。」
「心の声が漏れてるゾッ！」
ハート付きで言ってやったら、これ以上汚いものはない的な目で見られたからとりあえず、黙る。
したら、「いいこだ。」と頭を撫でられたのでとりあえず吠えた。「わんっ」
……………………なにプレイだ。
まあ、こんな時間のときは楽しいって思っちゃんだけどね。
悪口とかない、平穏な時間は。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 139人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雫@更新おそめ(プロフ) - かなあんこさん» わああ！！ありがとうございます！！この作品でのログインができなくなったので、続編を教えいただいてそちらから読んでいただけると幸いです！！コメントありがとうございます！！！！ (2019年2月17日 16時) (
レス) id: 6d0f7297ef (このIDを非表示/違反報告)
かなあんこ - これからも頑張ってください！ (2019年2月17日 16時) (レス) id: 6f512e0d90 (このIDを非表示/違反報告)
しずく@眠たがり(プロフ) - 彩香さん» 嬉しい言葉ばかり……！！とても嬉しいです！！更新は不定期ですが、完結を目標に頑張っています！！応援ありがとうございます！！ (2018年5月26日 13時) (レス) id: b32b3b54dc (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - 夢主ちゃんにとても共感しました！とてもおもしろいです！続き楽しみにしています!!更新頑張ってください!! (2018年5月20日 0時) (レス) id: 4f9723570f (このIDを非表示/違反報告)
本城真央(プロフ) - 夜月郁さん» 共感してくれましたか！！ すごく嬉しいです！！！ ということは、夜月都さまも、かなり辛い経験をなされてるのですか……？ なるべく、皆様に当てはまればいいと思ったので、そう言ってもらえると嬉しいです！ 頑張ります！！！！ (2017年4月12日 22時) (レス) id: 903a53cab6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しずく@眠たがり x他1人 | 作成日時：2015年11月13日 18時
