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ﾊｧ…ﾊｧ…
小湊先輩どこ…？！
結構探したはずなのになんでいないんだ…？
それか入れ違いでグラウンドに行ったのかな…
そう思ってUターンしようとしていたところ…
「ﾋｬ!?」
突然後ろから冷たいモノががほっぺたに当たった。
急いで振り向くと
「小湊先輩…！」
「彩崎さんお疲れ様。はい、これ。
好きな飲み物とかわからないからテキトーに
買ったんだけど」
そう言って缶の乳酸菌飲料を私にくれた。
「あ、ありがとうございます…
あの、すみません…私…」
「なに？別に俺は自分の思ったことを
コメントしただけだよ？」
「いや、そのこともすごく助かったんですけど…
その…日頃から小湊先輩は私のことウザがって
あぁいうことを言ってたのかと思ってたら
私のこと思っていってくれてたようなので…」
「ん？あーウザイよねー
そうやって妹、妹って気遣ってばかりで
自分がない感じ」
その言葉は私の胸にグサッと響いた
「な…なにも知らないくせに…
そんな事言わないでください！」
そう言って私は走り去ろうとしていた。
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作者名：ゆめ | 作成日時：2016年6月21日 10時
