・・ ページ7
「うん…食欲ないや」
最近ちゃんと寝てないから。心の中でそう付け足す。
ちゃんと寝ればちゃんと食べれるし、兄の作るご飯は簡単なものだけど美味しいから、お代わりが出来るほどだ。
黙ったまま私の食器を「お昼までに食いたくなったら言え」なんて言ってラップをかける。
冷蔵庫に入れたあとソファに座り、私に手招きをする。
「な、なに…?」
向かい合うように私を膝の上に乗せる。
もう、そんな歳じゃないんだけど…?
不信感を抱きながらも、みつめてくる兄の瞳を見る。
すると、そっと右頬に手を添えて、目の下をなぞる兄。
「っちょ、兄ちゃん…?」
「隈が出来てるぞ、寝てないだろ」
核心を突く言葉に、ビクリと肩が揺れる。
それを見た兄は、大きな溜め息を着いて、
「またか。お前、高校受験のときもそうだったよな?あれで、懲りてないってことか」
睨むようにそう告げる兄の膝の上から逃げたくて、身をよじるけど、腰をしっかりホールドされていては、抵抗のしようがない。
焦る私を見て、もう一度溜め息を吐き、私の肩に頭を乗せた。
「え¨、何…」
兄は、俗に言うイケメンだ。妹の私でも、たまにドキドキすることがあるほど。
そんな兄に、こんなことされてみろ。ドギマギするだろ???(必死)
「また…倒れたりなんかされると、困るんだよ……」
掠れた声でそう呟く兄に「ごめん」と謝れば、「そーじゃない」と言われる。
どう言うことさ。と悩めば、
「心配、なんだよ……。お前が俺の居ないところで、倒れたりすんのが」
グリグリと頭を擦り付けながら、独り言みたいに呟く兄に、不覚にも可愛いと思ってしまったのは、私だけの秘密にしよう。
_______
綾海様!!如何でしたでしょうか!!
違う、と感じましたら言ってください!頑張って書き直します!!
リクエストありがとうございました!!!
514人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星妻桜@姉妹同盟(プロフ) - 主の心を俳句に 好きすぎる 推しイケメンか 無理しんど (2020年9月17日 2時) (レス) id: fe16128dce (このIDを非表示/違反報告)
おやたぬき(プロフ) - 綾海さん» 了解です!リクエストありがとうございます!!さては寂雷先生推しですか??()遅くなりますが、気長にお待ちください! (2019年2月20日 22時) (レス) id: 42caa9770f (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - こんばんわ!リク受付ありがとうございますm(__)mはい!完成ゆっくり楽しみにお待ちしています♪おやたぬき様のペースで此れからも頑張ってください!!ではまたっ (2019年2月20日 21時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
おやたぬき(プロフ) - 月華姫さん» 了解しました!!遅くなってしまうかもしれませんが、気長に待っていただけると嬉しいです!リクエストありがとうございます!! (2019年2月20日 21時) (レス) id: 42caa9770f (このIDを非表示/違反報告)
綾海(プロフ) - リクエストで、交通事故でPDSDになってしまった夢主(寂雷先生の年の離れた妹)と寂雷先生のお話がみたいです。 (2019年2月18日 20時) (レス) id: ba228ed2f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おやたぬき | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sakuhi/
作成日時:2018年9月27日 21時