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率直に言って、長船景虎は嬉しかった。

当たり前だろう。自分を慕ってくれる良き後輩である千歳に、「仲間」だなんて言葉をくれる者ができたのだ。直接言葉にされれば感慨もひとしおである。
これを喜ばずに血の通った人間を名乗れるかというものだ。

公由にしても、普段は部屋の隅であまり喋らずにパソコンやらゲームを弄っているような、言ってしまえば少々地味な女子だった筈である。事実、彼女の声も、体も震えていた。
元来喋り好きとは言わないまでも、そこそこの対人技術は心得ている長船には想像しかできないが、相当の勇気を振り絞ったのだろう。

まったく、若いというのは、良いものだ。
青く、瑞々しく、伸びしろがある。
老骨も応えるだけのはたらきをしなければなるまい。
ふ、と緩んだ口元を隠しもせず、長船は答えた。

「いいや、取り戻したいさ」

「それならっ…!」
公由が縋るように畳みかける。
長船はそれを手で制して続けた。

「だから、これくらいは見逃して呉れや」

ベンチでへばっていた長船の_いや、異能で作り出した、長船と同じ姿形をした人形がみるみる煙ととけ、まだ明るい空へと昇る。
後に残されたのは、音声通信用のマイクと小型スピーカーのみだった。

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神羅(プロフ) - 蛍火さん» すみません、もう締め切っておりまして……。それに、今は殆ど機能しておりませんので……。ボチボチ更新しなければと思うのですが、私も一応受験生でして……。すみません。 (2018年7月9日 23時) (レス) id: 57d9444f68 (このIDを非表示/違反報告)
蛍火 - お話読ませていただきました。もしも席がまだ空いているのなら、社員として、入らせていただけると嬉しい所存でございます。この小説を読もうとしたきっかけは、ラハルちゃんの紹介です。お考えの方よろしくお願い申し上げます。 (2018年7月3日 14時) (レス) id: 62a90d8188 (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - 浅葱さん» 頑張ります! ちょこちょこ更新しますね (2018年3月4日 21時) (レス) id: a22dd21ad8 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱 - すごい、面白いです!更新待ってます!! (2018年3月3日 13時) (レス) id: 2921f40b7a (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - 花園イリアさん» はい! おかげさまで突入できました! 不定期更新ですが、これからもよろしくお願いいたします(^-^ゞ (2017年5月5日 14時) (レス) id: a22dd21ad8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神羅 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年4月27日 0時

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