呪いの王の器は最恐の忍【壱】

54話 ページ31

『(この演習場壊すのはヤバいし……あんま派手にらないようにしよ)』


楓は走ってカカシに近づく


カカ｢！！｣


すると、また影から何かを出した。それは楓の"血液"が入った血液パック

それを、手にチャクラを纏わせてズバッと切る



カカ｢(血…？何をする気だ…。だが、 警戒しておいた方がいいな)｣



パックから零れる血液は、輪のような形になって周りに刃がついた様な形状となった。それは、楓の両手に集まる


それをカカシに投げた



『【赤血操術・苅祓】』


大きな衝撃音と共に、その場からカカシはいなかった。かわりに、カカシの術であろう土の壁があったがそれはボロボロに壊れていた

そして、その向こうの木を何本かなぎ倒していた




カカ｢(なんて威力だ！！自分の血を操る術……血継限界か？とにかくアレを受けたらヤバい…)｣



『(土遁で防いで身を隠したか…。カカシは土遁しか使えないのか？"コピー忍者"と聞いてたんだけど…。ま、水遁がこなくてよかった……)』



『隠れてないででてきてよーカカシせんせ？』



カカ｢(迂闊に出ていけばやられるな。最初に見せたあの術……むやみやたらに近づいてもダメだ。遠距離戦でいくか)｣




『はぁ…仕方ないなぁ』



『出てこないってんなら、こっちにも策はあるんだせど』



カカ｢？！(まさか、遠距離もいけるのか…？！)｣




『【術式順転・蒼】』

55話→←53話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す