呪いの王の器は最恐の忍【壱】

53話 ページ30

『他の3人の相手は終わった？』

カカ｢よく言う…この試験の答え(・・)。分かってるんだろ？｣

『まぁね〜♪』


カカ｢ここで合格と言い渡したいところだが……お前の実力を見てみたいからな｣


『ハハッ！なら早くやっちゃおっか！』


すると、何故か楓が消えていた


カカ｢！！！｣


いつの間にか真後ろにおり、どこから出したのかも分からない大刀を振りかざしてきた


カカシはすぐにクナイを2つ取って防ぐ



『お！さすが上忍！』

カカ｢(どこからそんな大刀を……口寄せ？いや、そんな素振りは……)｣


『これ、どこから出したか気になっんでしょ』

カカ｢まぁね｣


一旦カカシから離れ、話しだした



『教えたげるよ。これね、口寄せじゃなくて私の"影"から出したんだよね』

カカ｢影…？｣

『そ！』


楓は自分の影に手を突っ込み、大刀を影の中にいれた。すると、その手はズブッと沈んでいき、手を出すと大刀はなくなっていた


カカ｢！！(なるほどね…)｣



『すごいっしょ！………てことで、試合再開しよっか。せっかくだし、私のとっておき見せてやるよ』


楓は右手をスっとあげた後、払い除けるようにパッとはらう


カカ｢！？｣


すると、カカシの体は何かに弾き飛ばされたかのように木にぶつかった



カカ｢(何が起きた…？！)｣


『ククッ……』

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