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風間が静かに座ると、その後ろにそさくさと座った私

ううう。みんなこっち見てるよ
視線が怖い…


そんな視線を遮るように風間の背中に隠れる




風間「フッ…」


A「なんだよっ…うるさい」


風間「文句ばかり言うでない
こいつらに、言うんじゃないのか」





そうだ、謝らないと




気がつけば、その場の皆は私が話すのを待っている空気だ



A「み、んな……し、心配かけて悪かった……ほ、本当にごめんなさい

悪いことしたと思ってる…

あ、あの、無理に許してくれなんてそんな出しゃばった事なんて言わないから。その

本当に反省してるんだ

色々事情があって、皆と離れてしまったことはとても悲しかったけど、し、仕方がなかったんだ
…本当にごめんなさい」




言うべきことは言った
許してもらおうだなんて初めから思っていない

失礼なことをしたんだから





沖田「…ううん。いいんだ。謝らないでよ
僕たちは少しも怒ってなんかない」


斎藤「皆、あんたが帰ってきてくれたことに喜んでいるんだぞ」






……え?






原田「女一人で危ねえのに、よくも出て行きやがって…っていうのはあるがな
心配したんだぞ。みんな
無事に戻ってきてくれて、本当によかった」






A「みんな…」





皆、変わってない

前にここで過ごしたのが、とっても昔に感じる





A「ありがと…ぅ」





自然と目元が熱くなった


涙が次から次へと溢れてくる


止めようとしても、止まらない




それは、こいつらへの思いと同じようで





私は泣いている姿なんて見られたくなくて、風間の背中に顔を押し付けた


A「ぅ……」

風間「…ッ…」


「「「………。」」」←




なんか、カチャっていう金属の音がした気がするけど。
気のせいか





A「別に泣いてない…から。」



顔をグリグリ押し付ける
風間、衣装汚れるが許してくれ


風間「……お、おい、A、やめんか」

A「許せ」



風間が焦ったように言った。
こいつが焦るなんて珍しい。

今、どんな顔をしているんだろうか。
是非とも見たい。が、

私も泣き顔が見られるか見られないかがかかってるから、ここは譲れない。必死である。




風間「………まぁ、今回だけは許してやる」


A「うん。すまん」





沖田「土方さん、風間を斬って良いですか?」

土方「あぁ。」


風間「何故そうなる」

土方「成り行きだ。許せ」←

風間「貴様は許さん」

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斎藤ようこちゃん(プロフ) - はい。楽しみです。 (2015年3月16日 8時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» そんな言われると泣いちゃうんですけど…?((今日、更新しようと思っているので、また見てくださいね! (2015年3月16日 7時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - あなたのような作品書きたいです。大好きです。感謝です。 (2015年3月16日 7時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 春彦いいやつですね本当。毎回応援ありがとうございます! (2015年3月16日 6時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 夜神さん» そこは、永遠の18歳ということで←ババくせぇ。いつもみていただいてありがとうございます! (2015年3月16日 6時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドラごん | 作成日時:2014年7月20日 15時

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