秘め事 9。 ページ9
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「そーいや俺前から気になってたけど、なんでAは誰とも付き合ったり結婚とかしねーの？」
女の夢じゃん？と首をかしげるおそ松に私は笑う。
最近は逆に結婚するのか夢だ、と豪語している女性は少ないんじゃないかな？
『あのね、この職業…なのかな、に正式に就くときに私達は3つの誓いをたてなければいけないのです。
その中の１つに…まぁ簡単に言えば独身でいる事、と言う誓いがあるんですよ、』
逆に無礼だと思われそうなギリギリのラインだが、おそ松に分かって貰う為にはこういう風に言うしか伝わらない。
「ふーん…つまんなくね？あぁ、でもアイツ許嫁決められてたっけ。」
『…？』
だからか、と何かわかった顔をしたおそ松だが、私と目を合わせると悪戯っぽくニタリと笑う。
「…アイツだよ、一松」
…まったく、悪魔だからその笑顔が似合う事。
その笑顔に、昨日の一松を思い出す。彼は本当に気分次第で切り離したりするのだろうか。
言葉での約束は、自分でも相手でも、書き換えられるもの。
そう、誰かから聞いた事がある。
『簡単に書き換えちゃうなら、約束なんてしなきゃ良いのにね』
「…？あ、おぉ？」
笑顔でそう言う私に、イマイチ意味の分からない顔をするおそ松。
話の流れが合っていなかったのだろうけど、『約束』は許嫁の事じゃない。
私と、彼との誰にも言ってはいけない約束。
彼が破らない限り、私から言う事は一度もない。
…このまま、墓場まで持っていく。
なんでこんなに自信があるのか分からないけれど、きっと口は軽く無い方だから。
『あ、そろそろ神父様がいらっしゃるので、挨拶してきます？』
椅子から立ち上がると、窓のステンドグラスを見上げる。
この教会の素晴らしい所でもある、綺麗なステンドグラス。
私はこれを見るのが好きで仕方がない。すると、俺は良いよと鼻の下を人差し指で擦りながら笑うおそ松だったけれど、
「あれ、おそ松兄さん来てたのか」
「…げっ、」
『げっ、てなんです？楽しそうに話してたのに。』
柔らかな笑みを浮かべ、私達の方に向かってくるカラ松と、嫌そうな顔のおそ松。
アンタさっきまで弟大好きオーラ半端なかったけどね！？
「ゆっくりしていけばいいのに。もう帰るのか？」
「おぅ、ちょっくら町に降りてくるわ！」
「それは良いのだが…暴れるんじゃないぞ、おそ松兄さん」
ニコッ、と笑って教会を出ていくおそ松をボーッと見る。
やっぱり、素直になれないお兄ちゃん。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
ラッキー松
偶数松
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まっP - 続き気になるー！！！！更新頑張ってください！応援してます！ (2016年5月4日 13時) (
レス) id: 336d10781c (このIDを非表示/違反報告)
マカロン* - 一松が死神.....なんかかっこいいで〜す♪ (2016年5月2日 1時) (レス) id: c5ef828239 (このIDを非表示/違反報告)
書店員。(プロフ) - ヒヨリさん» ありがとうございます…！もっともっとカッコよくさせます！(笑) (2016年4月30日 1時) (レス) id: d85110bd5a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ(プロフ) - 面白いです！死神一松、カッコイイです…笑 (2016年4月28日 23時) (レス) id: 2817f0b1ba (このIDを非表示/違反報告)
書店員。(プロフ) - まろん＠苗さん» 一松は２つポジションがあったので、どっちも好きだしもう一緒にしちゃえ！と思いまして(笑)同じ人がいて嬉しいです…!!('▽'*はい、更新がんばります!!私もこれ書いてて世界観とかが分かってきて更にどぼんしてしまってます(笑) (2016年4月12日 23時) (レス) id: d85110bd5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：書店員。
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syotenin711/
作成日時：2016年4月7日 0時
