秘め事 4。 ページ4
・
『一松！』
「……A？」
電気もつけないで来たからか、一松であろう影から怪訝な声が聞こえる。
慌てて電気をつけると、驚いた様子の一松がそこに立っていた。
『おかえりなさい、朝からどこ行ってたの？』
「ただいま。……秘密だ、って言ったら？」
『意地でも聞き出す』
聞けた事ない癖に。そう言ってニタリの悪い笑みを浮かべる一松。
まぁ確かに聞けた事ないけどさ…
『……ハンバーク、作ったけど……食べる？』
「ん、」
コクリ、と頷く一松に笑うとハンバーグを温め始める。
ちょうど時刻は23時を回って、逆によくそこまで食べなかったな、と不安になった。
「生きても死んでても一緒、どうせ俺はクズでゴミなんだから。」
『じゃあなんでシスターやってんの！？』
温め終わったハンバーグとご飯を一松の前に置き、私はココアを持って向かい側の椅子に座る。
「寝ないの？」
『うん、一人より二人の方が良いでしょ？』
どっちでも、と彼が言ったがおそ松曰く誰かと食べる事は一松にとって嬉しい事らしいので照れ隠しと取っておこう。
へへ、何年一緒に居ると思ってるんだ。
5年だよ？5年、え？少ないって？？いや充分長くいる方でしょ！？
「Aってさ、毎日朝と夜にお祈りしてるけど、いつも何祈ってんの？」
ハンバーグをお腹空いていたのか口一杯に詰め込みながら一松は言う。
分かりやすいな、全く。
『えっとね、一つは皆が幸せに暮らせる事。一つはずっと平和がつづくこと。
…もう一つは、ずっと皆と一緒にいたいなぁ…って事、かな？』
毎日そうお祈りをしているが、誰かに教えるのは初めてなのでやっぱり恥ずかしい。
でも、カラ松と一松の二人をはじめ、おそ松、女神様、十四松くん、トド松くん皆とずっと一緒にいたいと思う。
「……大丈夫、」
『えっ？』
ふと、一松は顔を上げ、私をしっかりと捉える。
「僕が皆を死なせないから、安心して。」
『あ、うん……？』
悪どい笑みの一松に、私はなんとなくの返事をする事しか出来なかった。
この時は、まだ何も知らずに私は居られたからある意味幸せ者だ。
・
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
ラッキー松
偶数松
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まっP - 続き気になるー！！！！更新頑張ってください！応援してます！ (2016年5月4日 13時) (
レス) id: 336d10781c (このIDを非表示/違反報告)
マカロン* - 一松が死神.....なんかかっこいいで〜す♪ (2016年5月2日 1時) (レス) id: c5ef828239 (このIDを非表示/違反報告)
書店員。(プロフ) - ヒヨリさん» ありがとうございます…！もっともっとカッコよくさせます！(笑) (2016年4月30日 1時) (レス) id: d85110bd5a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ(プロフ) - 面白いです！死神一松、カッコイイです…笑 (2016年4月28日 23時) (レス) id: 2817f0b1ba (このIDを非表示/違反報告)
書店員。(プロフ) - まろん＠苗さん» 一松は２つポジションがあったので、どっちも好きだしもう一緒にしちゃえ！と思いまして(笑)同じ人がいて嬉しいです…!!('▽'*はい、更新がんばります!!私もこれ書いてて世界観とかが分かってきて更にどぼんしてしまってます(笑) (2016年4月12日 23時) (レス) id: d85110bd5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：書店員。
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syotenin711/
作成日時：2016年4月7日 0時
