無題５ ページ5
コオリちゃんとペアになってから1ヶ月。
コオリちゃんはすごいスピードで成長を遂げた。
A「コオリちゃんコオリちゃん」
宇井「1回で十分なんですけど…」
態度の面でも、成長した。
宇井「で、何ですか？」
A「呼んだだけ」
宇井「はい？」
A「コオリちゃん」
宇井「いい加減ちゃん付けやめてもらえませんか」
コオリちゃんははあぁぁあぁぁ、ととてつもなく長い溜め息をついた。
何が駄目なのか、ここの班員全員わかってない。
佐渡「お前ら、知らずにコオリちゃんって呼んでたのか？」
宇井「たぶん…」
「何の話です？」
佐渡さんは苦笑いをしながら言った。
佐渡「こいつ、男だぞ」
「嘘だろコオリちゃん」
「コオリちゃん…ねえ、コオリちゃん」
「コオリちゃ…」
宇井「男です！！」
A「嘘だ！！！」
私はコオリちゃんの胸を触った。
何故胸かというと、下を触る勇気が出なかったから。
コオリちゃんの胸はペタンとしている。
A「AAカップ！？」
宇井「男ですってば！！」
佐渡「ええっと。ほら、見てみろ」
コオリちゃんの捜査官資料の性別の欄は、男。
「ああ、女の子だけど中身は男！？」
宇井「何で皆信じないんですか！」
A「無理ですよ！？」
今日も、佐渡班は愉快です。
コオリちゃんは諦めたのか、机に伏せてしまった。
「悪かったよ、コオリちゃん」
「機嫌直せよ、コオリちゃん」
宇井「何にも分かってないじゃないですか」
A「受け入れられるわけないよ。コオリちゃん」
宇井「藍澤上等まで…」
A「じゃあこうしましょ。コオリちゃんが上等になったらやめますよ、この呼び方」
「だってよ」
「何年後の話かなー」
宇井「言いましたね？」
コオリちゃんの目がギラリと光った。
このやる気はいつまで続くのか。
◆◇◆
A「イットウソウサカンオメデトー」
宇井「もっと感情込めてくれない？」
コオリちゃんと呼べなくなる日が近くなってしまった。
今日の昇任式にて、コオリちゃんは一等捜査官になった。
A「あの初々しかったコオリちゃんはどこへ…」
宇井「守りたいものができたからね」
コオリちゃんと私の関係も良好。
敬語を外す努力もした。
それにしても以外だ。
コオリちゃんの守りたいものか。
私には守りたいものがあまりないな。
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まる - 最高です！！！ (2017年9月11日 2時) (
レス) id: 0af8a34735 (このIDを非表示/違反報告)
果林(プロフ) - もうせつないし郡さん大好きだしつらいです…。更新頑張ってください！ (2017年9月7日 23時) (レス) id: 9802811aec (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - コオリちゃん尊い....！この作品最高です！！！更新頑張ってください！！楽しみに待ってます！ι(´∀`)/ (2017年9月3日 22時) (レス) id: 242ab48235 (このIDを非表示/違反報告)
狐面少女(プロフ) - コメ有難うございました！漫画でもコオリちゃんが見たいですよね！更新がんばります！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 1eb513d048 (このIDを非表示/違反報告)
倫(プロフ) - うわあ大量更新ありがとうございます！最近の宇井さんは目も当てられないくらい可哀想なのでここのコオリちゃんに癒されてます…！これからも楽しみにしてます(´`* (2017年8月26日 21時) (レス) id: 461a7ad2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐面少女 | 作成日時：2017年8月18日 1時
