無題１６ ページ16
粗方片付くのに、時間はかからなかった。
前線に立たされていた喰種は数が少ない。
それを殺ってしまえばここは捜査官しか立っていない。
「ここからは作戦通り動こう。撤退命令が出るまで中の喰種をすべて殺せ」
支持が伝わると、捜査官は計画通りに別れた。
私はこの建物の、5階。
リーダーのサンパウがいると思われる階のひとつ下。
5階にはS2班の班員を始め、コオリちゃんや篠原さんなどがいる。
S1班に属する班は私達だけ。
ここでヘマをしたら今後案件をすべて取られてしまう。
篠原「サンパウは6階か」
宇井「S2班が行くんですよね」
A「あくまで手柄は自分らで得ると」
ハイル「雑魚を入れるなって事ですか」
「「「「納得いかない」」」」
S2班ほどズルい奴らはいない。
准特等だって、せこい人が多いと思う。
そんなのがうじゃうじゃいるのがS2班。
絶対入りたくない。
篠原「ま、俺らも仕事するか」
宇井「邪魔させたら怒られますね」
ハイル「それは嫌です」
口々に文句を言っていると、続々と喰種達が集まってきた。
A「ガレットでやりたかったな」
私は甲赫のクインケ、タルヒを構え直した。
ガレットっとというのは羽赫のクインケで、壊しかけた物。
「上等！喰種が10体を超えました！」
A「片っ端から首取るよ！」
私は喰種の赫子の生え際にクインケを差し込む。
そうすると、赫包が使えなくなり、赫子は使えない。
その時に頭と胴体を切り離せば、まず再生することはない。
ここにいるのも弱いものばかりのはず。
だった。
A「あ〜っもう！」
「カーニバル、楽しみまショ？」
さっきからずっとこいつを殺れない。
刺しても刺しても、切っても切っても再生する。
赫包にクインケが届いていない。
A「クソやろ」
「おおっと、危ないなあ」
ケタケタと声を上げながらステップを踏む喰種。
このマスクは見たことが無い。
新入りにしては強すぎる。
今までどうして名前が上がらなかったんだ。
「そりゃ」
A「…」
避けれるけど、避けられる。
目の前の喰種の尾赫を避けながら攻撃する。
こいつは私の攻撃を交わし、ステップを踏む。
埒が明かない。
A「コオリちゃん、ヘルプ！」
宇井「わかった！」
「…そーいや、赫子で殺んなくてもいっか」
突然、ニヤァと笑顔を浮かべる。
次の瞬間、尾赫が飛んできた。
それを軽々と避けると、どこからか甲赫が。
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まる - 最高です！！！ (2017年9月11日 2時) (
レス) id: 0af8a34735 (このIDを非表示/違反報告)
果林(プロフ) - もうせつないし郡さん大好きだしつらいです…。更新頑張ってください！ (2017年9月7日 23時) (レス) id: 9802811aec (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - コオリちゃん尊い....！この作品最高です！！！更新頑張ってください！！楽しみに待ってます！ι(´∀`)/ (2017年9月3日 22時) (レス) id: 242ab48235 (このIDを非表示/違反報告)
狐面少女(プロフ) - コメ有難うございました！漫画でもコオリちゃんが見たいですよね！更新がんばります！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 1eb513d048 (このIDを非表示/違反報告)
倫(プロフ) - うわあ大量更新ありがとうございます！最近の宇井さんは目も当てられないくらい可哀想なのでここのコオリちゃんに癒されてます…！これからも楽しみにしてます(´`* (2017年8月26日 21時) (レス) id: 461a7ad2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐面少女 | 作成日時：2017年8月18日 1時
