無題１４ ページ14
カーニバルについての資料は沢山あった。
沢山あるという事は、それだけ過去に戦ってきたということ。
それでも存在するこの組織はそれだけ脅威だということ。
SSレート、サンパウがリーダーのこの組織。
サンパウの赫子は尾赫。
私のクインケが甲赫と羽赫。
だが、先日ヘマをして羽赫は修理に出している。
作戦当日までに直るといいけれど。
宇井「何してるの」
A「わ…びっくりした」
物音立てず、コオリちゃんが入って来ていた。
突然声がするから本当に怖い。
コオリちゃんは資料室の真ん中あたりの棚を漁りはじめた。
そこはさっき、私が。
A「カーニバル？」
宇井「そうそう。Aの班は参加しろって？」
A「うん。篠原さんに言われた」
宇井「私も参加するんだ。もしかして、それカーニバルの？」
指を指す所には、いろんなファイルが山積みになっている。
私が片付けようとしたものだ。
脚立に登らなければならないものもあったから、ついでに片付けて貰おう。
A「うん。これで全部だと思う」
宇井「借りるね。でも…多いなぁ」
A「それだけCCGと衝突してたんだよ。…それだけ犠牲者が出てるんだよ」
宇井「Aは参加したことあるの？」
A「ない。でも何度か話は聞いてきた」
准特等があっさりと赫子で切り刻まれていく光景を、目に焼き付けている今の准特等たち。
そいつ等をクインケにして墓に持っていくのが最大の復讐だろう。
宇井「そっか…私はこの作戦の成果によっては、0番隊に入るんだ」
A「0番隊…！？」
驚きを隠せなかった。
0番隊は殆どが白日庭出身が占めている。
その中にコオリちゃんの名前が候補に出ているということは、よっぽど認められていないと行けない。
コオリちゃんは私が思っていた以上の人材だった。
宇井「頑張らないとね」
A「そりゃあ、頑張るのは当たり前だよ」
宇井「ははっ、そうだよね。早く准特等になりたいよ」
A「あ〜、そっか」
コオリちゃんが准特等になれば、ちゃん付けができなくなる。
昇進自体はすごく私も嬉しいが、それが出来なくなるのは寂しくなる。
あと、もう一つ早くなりたい理由があるのかもしれない。
まだ一緒の班の頃。
コオリちゃんは私に、隣に立てるようになったらまた告白すると言った。
きっと准特等になったらだろうか。
そう意識すると、コオリちゃんの顔をまともに見れなくなった。
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まる - 最高です！！！ (2017年9月11日 2時) (
レス) id: 0af8a34735 (このIDを非表示/違反報告)
果林(プロフ) - もうせつないし郡さん大好きだしつらいです…。更新頑張ってください！ (2017年9月7日 23時) (レス) id: 9802811aec (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - コオリちゃん尊い....！この作品最高です！！！更新頑張ってください！！楽しみに待ってます！ι(´∀`)/ (2017年9月3日 22時) (レス) id: 242ab48235 (このIDを非表示/違反報告)
狐面少女(プロフ) - コメ有難うございました！漫画でもコオリちゃんが見たいですよね！更新がんばります！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 1eb513d048 (このIDを非表示/違反報告)
倫(プロフ) - うわあ大量更新ありがとうございます！最近の宇井さんは目も当てられないくらい可哀想なのでここのコオリちゃんに癒されてます…！これからも楽しみにしてます(´`* (2017年8月26日 21時) (レス) id: 461a7ad2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐面少女 | 作成日時：2017年8月18日 1時
