無題１２ ページ12
案件を片付けたときの書類にはたくさんの種類がある。
喰種の種類だったり、赫子の状態などの報告書。
今後の捜査のために書き留めておく。
誰が何の怪我をどの程度したかの報告書。
保険金に関わってきたりするのですごく大事。
コクリア輸送をした場合の報告書。
輸送時の状態などを記して、コクリア担当の人にまわす。
一般人などへの影響の報告書。
これも家の一部を壊してしまったり、怪我人を出した際に書く。
今回は一般人への被害はないが、塀の一部を壊してしまった。
A「はあぁぁあぁぁ……」
ハイル「大丈夫ですかー？」
A「お腹空いてきた…あ、もう8時」
ハイル「レポート終わんないです」
ハイルはレポートを書くのは苦手らしい。
書いてしまえば文章はいいものだが、そこまでが遠い。
誤字にもう少し気をつけてほしいものだが。
コンコン、と誰かがドアをノックした。
こんな時間に誰だろう。
報告書はまだてきてないし。
A「なんですかー」
宇井「仕事終わりそう？」
A「コオリちゃん…！手伝いに来てくれたの！？」
やったやった、と舞い上がっていると、コオリちゃんはドアを閉めようとしていた。
そのドアの隙間に足を突っ込む。
A「待ち給えコオリちゃーん…」
宇井「絶対手伝わない！私も自分の終わらせてきたの！」
A「じゃあなんで来たのさ！」
宇井「早く終わったからご飯どうかなって！」
A「行く！」
ハイル「あのー、涼しい風逃げちゃうんですけど」
ハイルは冷たい目でこちらを見てくる。
丁度いい。
A「ハイルも一緒に行こう」
ハイル「え、この人誰ですか？」
A「S3班の人だから」
ハイル「準備してきまーす」
ハイルはそそくさと片付けを始めた。
やっぱりそっち絡みだと動くのが早い。
A「コオリちゃん、入って待ってて」
宇井「わかった。懐かしいなー、ここ」
ちょっとこの前までこの小さな執務室で一緒だったのか。
それが今じゃ、コオリちゃんは有馬班のホープ。
A「S3班の執務室なんて馬鹿広いでしょ」
宇井「広いよ。ここ、すごく狭く感じる」
A「悪かったな、小さい班で」
宇井「いや、結果を残せてるからすごいと思うよ」
ハイル「行けますよ〜」
ハイルはバッグを振り回していた。
A「中身でちゃ…」
う、と言う前に、中身がばらまかれた。
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まる - 最高です！！！ (2017年9月11日 2時) (
レス) id: 0af8a34735 (このIDを非表示/違反報告)
果林(プロフ) - もうせつないし郡さん大好きだしつらいです…。更新頑張ってください！ (2017年9月7日 23時) (レス) id: 9802811aec (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - コオリちゃん尊い....！この作品最高です！！！更新頑張ってください！！楽しみに待ってます！ι(´∀`)/ (2017年9月3日 22時) (レス) id: 242ab48235 (このIDを非表示/違反報告)
狐面少女(プロフ) - コメ有難うございました！漫画でもコオリちゃんが見たいですよね！更新がんばります！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 1eb513d048 (このIDを非表示/違反報告)
倫(プロフ) - うわあ大量更新ありがとうございます！最近の宇井さんは目も当てられないくらい可哀想なのでここのコオリちゃんに癒されてます…！これからも楽しみにしてます(´`* (2017年8月26日 21時) (レス) id: 461a7ad2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐面少女 | 作成日時：2017年8月18日 1時
