無題１１ ページ11
ハイル「S3……S3…S3班！」
「い、伊丙さん…」
A「こっわ」
ハイルは私の班に入ると、すぐさま案件を片付けに行った。
一人では危ないと私や他の捜査官も追うが、殆ど一人でやってしまう。
ハイル「有馬さん…に、褒めてもらうんよ！」
A「ハイルー程々にねー」
「あの二人…笑いながらもめちゃくちゃ正確に急所を取ってるぞ」
「伊丙って新人だろ？」
ハイル「しょやっ」
ざくんざくんと刻まれていく喰種たち。
いくつものパーツに別れていく様は、ブラッディレディの時を思い出させた。
A「よし。終わり」
ハイル「この喰種たち、A+ですよね？親玉のSがいませんよ」
A「やっぱりそうだよね。とりあえず処理班に押し付けて一度帰ろう」
そう言いハイルに手を伸ばすが、ハイルは手を取らなかった。
ハイル「探します。まだ近くにいるはず」
「伊丙。班長の指示だぞ」
ハイル「イイじゃないですか。殲滅戦、しましょ」
「伊丙！勝手な行動を取るな！」
「これだから白日庭出身は嫌なんだよ…」
ハイルは班員の言葉も無視して薄暗い路地を進んで行ってしまった。
流石に目に余る。
いくら昇進したくても、協調性はいる。
A「私が行く。先に戻って報告書などをお願いします」
「り、了解です」
私はハイルのコートから垂れていた血の跡を追った。
勿論、その血は返り血。
「あ゛あ゛ぁぁああぁ！！！！」
この先で叫び声。
ハイルが喰種を刺したのか。
A「ハイル」
ハイル「Aさん。終わりました」
ニコッと笑うハイルの手には、喰種のマスク。
ジョーカーのマーク、さっきの喰種たちの親玉に間違いない。
A「ハイル。ただ殺るだけじゃ昇進できない」
ハイル「どういう事です？」
A「________」
◆◇◆
後日。
ハイル「援護します」
「ありがとな！」
A「ハイル、そのまま後退！怪我人の確認及び残りの殲滅。笹島さんもお願いします」
「了解」
ハイル「笹島さん、右のやつ息してます」
「おお…コクリアだな」
ハイルは私がちょっと注意しただけでこうも変わった。
一人で突っ走ることがなくなった。
『有馬さんたち協力するために、今のうちに協調性を磨かないと』
ただそれだけだった。
有馬さんが絡むとハイルのやる気は凄く出ると言うことがわかった。
________
時間軸、もしかしたら間違ってるかもです。
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まる - 最高です！！！ (2017年9月11日 2時) (
レス) id: 0af8a34735 (このIDを非表示/違反報告)
果林(プロフ) - もうせつないし郡さん大好きだしつらいです…。更新頑張ってください！ (2017年9月7日 23時) (レス) id: 9802811aec (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - コオリちゃん尊い....！この作品最高です！！！更新頑張ってください！！楽しみに待ってます！ι(´∀`)/ (2017年9月3日 22時) (レス) id: 242ab48235 (このIDを非表示/違反報告)
狐面少女(プロフ) - コメ有難うございました！漫画でもコオリちゃんが見たいですよね！更新がんばります！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 1eb513d048 (このIDを非表示/違反報告)
倫(プロフ) - うわあ大量更新ありがとうございます！最近の宇井さんは目も当てられないくらい可哀想なのでここのコオリちゃんに癒されてます…！これからも楽しみにしてます(´`* (2017年8月26日 21時) (レス) id: 461a7ad2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐面少女 | 作成日時：2017年8月18日 1時
