第１５３話 ページ4
モガメットside
「モガメット様、少しよろしいでしょうか...？」
その声に返事をして姿を見ずに招き入れる
モガ「どうしたのだ？」
「あの...」
「貴方様にお願いがありますの」
私の学徒では無い声に振り返れば
小柄な紅髪の非魔導士(ゴイ)の小娘が
モガ「...誰だ？よくここにたどり着けたな」
貴「申し遅れましたわ。私、煌帝国第九皇女...練Aと申します。今宵は私個人として、貴方様にお願いしたい事があり参りましたわ」
首を傾げ口元に笑みを浮かべ
モガ「煌帝国の皇女が私に頼みとは...」
私を見据える非魔導士(ゴイ)
貴「私の従者、ジクレア・ディールをこの学院に入れて欲しいのです。...勿論、煌帝国や私の事は関係ありません。」
凛とした声と真っ直ぐ私を見る瞳
モガ「それは本当ですかな？」
その姿さえも私には人に見えない
貴「どういう意味です？」
モガ「非魔導士(ゴイ)と言う種族は下賎で醜い生き物ですから、」
貴「非魔導士(ゴイ)だからと言って下賎で醜い生き物だ。と言う考えは改めて欲しいですわ。私も非魔導士(ゴイ)ですが私利私欲の為だけに魔法を、魔導士を使いたいとは思いませんもの」
私の言葉を遮り淡々と言葉を紡ぐ
モガ「非魔導士(ゴイ)を信じろと？」
わざと挑発し非魔導士(ゴイ)の本性を
醜い部分を
貴「信じろとまでは言いませんわ。ですが貴方の思っている非魔導士(ゴイ)と私は違う。それだけは解って下さい、と言う事です」
少しだけ
モガ「...ジクレア・ディールの入院は認めるが、非魔導士(ゴイ)を信じるつもりは無い。」
この娘の姿が人に見えた
貴「その答えが聞けただけで私は満足です」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
爾ｬ亜(プロフ) - nahiraさん» 御指摘ありがとうございます。教えて頂き助かります (2016年12月24日 21時) (
レス) id: f956985d74 (このIDを非表示/違反報告)
nahira - マグノシュタットの魔法階級のことですけど、コルドじゃなくて、コドルですよ！ (2016年12月24日 10時) (レス) id: 7cce701726 (このIDを非表示/違反報告)
爾ｬ亜(プロフ) - Liamヽ(^o^)丿さん» ご回覧ありがとうございます。頑張ります_(-ω-`_)⌒)_ (2016年5月3日 12時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
Liamヽ(^o^)丿 - すっっごく面白いです！更新頑張って下さい!(^^)! (2016年5月3日 11時) (レス) id: 087989daa2 (このIDを非表示/違反報告)
爾ｬ亜(プロフ) - モモさん» ご回覧ありがとうございます。更新頑張ります＿( _´ω`)_ (2016年4月29日 1時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
