第１６５話 ページ16
思い出した記憶は
正しい記憶は
お母様は壊れていて
神官様をお兄様と呼んだ記憶だった
そして
手渡された蝶の髪飾りに
初めから刻まれた____
お父様に手をひかれ連れていかれ
暗く薄暗い部屋で目隠しをされ
何度も金属器を振るい
何かを
断末魔をあげる何かを__した記憶
お父様の悲しそうな顔
『すまない...A。お前は本当の娘の様に愛おしい存在だよ』
『......いつまでも、お前は私の大切な義娘だ』
緑色の帽子を被った
優しそうな顔をした男の人
『初めまして、君がA？僕の名前は...』
『君は金属器を持っているんだね』
『これをつけておいて。そうすれば黒いルフは抑えられるから』
『絶対に黒いルフの力は使ってはいけないよ？戻れなくなってしまうから』
『もう国へ帰るんだろう？送っていくよ。そうすれば少しでも長く居れるからね』
『決して忘れてはいけないよ。この髪飾りの秘密と_______』
お父様の悔しそうな顔
『すまない。本当に、だが...それだけではダメなんだ』
『記憶を...消さなければ。私とアル・サーメンの記憶を...』
歪んだ笑顔のあの女の人
『そんなことしても無駄よ。絶対に逃がさないわ』
『諦めろ。この子はもう黒では無い。』
『黒じゃなくなったのなら戻せばいいだけのことよ。...そうでしょぅ？イスナーン』
『貴方が何度邪魔しても私はあの子を手に入れるわ。何故って...決まっているでしょう？』
『その子が...Aが我らが父からの大切な賜り物だからよ』
『絶対に渡さない。俺の命が尽きても...この子だけは守る。』
黒いルフは白へ
記憶は混ざり灰色に
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爾ｬ亜(プロフ) - nahiraさん» 御指摘ありがとうございます。教えて頂き助かります (2016年12月24日 21時) (
レス) id: f956985d74 (このIDを非表示/違反報告)
nahira - マグノシュタットの魔法階級のことですけど、コルドじゃなくて、コドルですよ！ (2016年12月24日 10時) (レス) id: 7cce701726 (このIDを非表示/違反報告)
爾ｬ亜(プロフ) - Liamヽ(^o^)丿さん» ご回覧ありがとうございます。頑張ります_(-ω-`_)⌒)_ (2016年5月3日 12時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
Liamヽ(^o^)丿 - すっっごく面白いです！更新頑張って下さい!(^^)! (2016年5月3日 11時) (レス) id: 087989daa2 (このIDを非表示/違反報告)
爾ｬ亜(プロフ) - モモさん» ご回覧ありがとうございます。更新頑張ります＿( _´ω`)_ (2016年4月29日 1時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
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