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二十二話* ページ3

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何も言えなかった。

確かに前まではずっと一緒にいたし他の女の子とも会話はそんなにしていなかった気がする。

以前の私達を知っていたら明らかにおかしいだろう。

「何時までもテツヤが正直にならないからこっちから行動を起こしてみたんだ。」


……?


「それってどういう…」


「本人達が話さなければ何も変わらない。」

そしてじゃあな。と電話を切られた。


私はよくも分からないまま、首を傾げた。




.

.


「居ました、Aさん。」


「あ…っと黒子くん…?」



少し息を荒くさせている黒子くんに捕まった。


「えっと…」


「Aさん。」



今までありがとうございました。そう言い残して黒子くんは去ってしまう。


何故かわからないけどもう会えないような、黒子くんがもう私の目の前に現れてくれない…そんな気がして…


黒子くんの後を追う様にして走っていったけどもう黒子くんはいなかった。



それからと言うもの



黒子くんは大学へも来なくなくなり



黒子くんと良く一緒にいた女の子達にも聞いたが、知らないそうだった。



黒子くんがいないだけで心に穴が開いたような感覚に陥って。


それから一ヶ月、産婦人科に行ったら妊娠が発覚。


明らかにそれは黒子くんとの子供でどうしようか何度も悩んで友達にも相談出来ずに眠れず、不眠症にまでなった。


産婦人科の先生によると妊娠中の不眠症は母子共に危ないので此方から処方する睡眠薬を飲んで眠ると良い。と言われた


でも流石に疲れちゃったなぁ…


睡眠薬を飲んで眠れても疲れは取れずに大学は通えずやめてしまった。


もう死んじゃおうかななんて思って先生から貰った睡眠薬を大量に摂取した。


段々と手に力が入らなくなってコップを落とした。割れちゃったかな…?


最後にフッと意識が消える


その直後黄瀬くんと赤司くんの声がした気がするんだ。


なんでだろうね。

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アップルミント - 黒子くん、浮気してたけど、めっちゃ良い人だった!! 超~面白いです!! 今度は赤司くんの作品をお願いします!! (2016年10月10日 21時) (レス) id: b3db92abd7 (このIDを非表示/違反報告)
かとりん(プロフ) - 続編が見たいのですがパスワードで保護されていて続きを見ることがです (2016年9月6日 0時) (レス) id: 4be152090b (このIDを非表示/違反報告)
弥太 - とても泣けました!あと、続編がパスワードで保護されていてみれません! (2016年9月5日 22時) (レス) id: 3aaa89a69c (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 桜花さん» ありがとうございます!!! (2015年8月23日 15時) (レス) id: 429bb69400 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - えりちょん♪さん» ありがとうございます!続編いきます! (2015年8月23日 15時) (レス) id: 429bb69400 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すず | 作者ホームページ:http://   
作成日時:2014年10月10日 20時

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