にわかだけど、ヒプマイの世界に転生しました【男主】

この世界は、優しさに満ちている ページ22

俺たちはイケブクロ駅の改札前にいた。もう会えないってことじゃないけど少し寂しい。それは3人も同じなのかしょんぼりしている気がする。改札を通って振り向くと、3人が笑顔で手を振ってくれていた。
一郎「気をつけて帰るんだぞ！」
二郎「いつでも遊びに来ていいからね！」
三郎「また一緒に勉強会しましょうね！」
泣いちゃう、この子達がいい子すぎで泣いちゃう。俺も全力で手を振って、帰りの電車に乗った。

イケブクロ楽しかったなぁ……あっそういえばスマホの電源入れてなかった。電源をつけた俺は、画面に映った光景に衝撃が走った。左馬刻さんから大量の着信が入っていた。しかも俺が強盗とバトルしてぶっ倒れたこともバレているという内容のMTCグループLINEもきている。どうしよう、遺書でも書いておこうかな。
ヨコハマ駅に到着し出口に向かうと見覚えのある車が止まっていた。この車はもしかして…俺の予想は的中し車からMTCの皆さんが出てきた。激おこじゃないけど不機嫌ですオーラが見えている。その場で説教とかは無かったが無言の車内が死ぬほど気まずい。本当に遺書が必要になりそうだ。

脳内で円周率を数えている間に俺が住んでいるマンションに到着した。俺の部屋に入って3人に囲まれて謝る準備をしていると、俺に降り注いだのは説教じゃなく、MTCからのハグだった。予想外の出来事に思考停止したが、数日待っても戻らないし倒れたという話が届いて未成年ということもあり心配したという話だ。もう泣くしかなかった。嬉しさと罪悪感で涙が溢れて止まらない。大好き、ほんと好き。いっぱい好き。
ある程度落ち着いてきたところで、銃兎さんが話しかけてきた。
銃兎「そういえば、倒れた後に病院などには行きましたか？」
『倒れて…地元の人が看病してくれたから、病院に行ってなかったです。』
理鶯「相手は違法マイクを大量に所持していたと聞いたが、本当に大丈夫か？」
『特にしんどいとかはないし、大丈夫です。』
バトルを終えてから倒れるまでの記憶が曖昧ってこと以外は元気だしね。
左馬刻「………明日、寂雷センセーの病院に行くぞ。」
え？待って？寂雷先生の病院？
左馬刻「大量の違法マイクのリリックを浴びて、何が起こるか分からねぇからな。今は元気でもそのうちまた倒れるかもしれねぇから、明日、シンジュクの寂雷センセーの病院に行くぞ。」

イケブクロの次はシンジュクですか？やばたにえんなのだが。

同居人が増えました。人じゃないけど→←最！終！日ーー！！……うん、この文字数じゃリズム合わないな

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