who are U? ページ35
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はすみんにお礼をして、少し雑談のようなものをして。
かなり打ち解けた気がする。
『今日は、本当にありがとうございました』
「あぁ。今度こそ、また明日」
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少し迷いつつもニューディに辿り着くと、既に夏目くんが待っていた。
『待たせてごめんね』
「大丈夫、ボクも今仕事が終わった所だヨ
それじゃあ早速行こうカ」
夏目くんが歩き出したので、その後をついていく。
そう。今から向かうのは新居(?)なのです。
一人暮らしなんてしたことないから不安だ…
廊下を歩いていると、夏目くんが口を開いた。
「今日は色々あったでショ、お疲れ様」
『あ、ありがとう』
「そういえば言い忘れてたことがあっテ…」
『うん?』
「キミ、明日から仕事が詰まってるんだよネ」
『…うん??』
「スケジュールはスマホに送っておいたからヘマしないでヨ。それだケ」
『はひ…』
即座に内容を確認する。
これで1週間分…多い。社会に出ると大変なのね…。
『がっ、頑張ってみます』
「その意気だヨ」
・
ESビルを出ると、少し先の所に人集りができていた。
黄色い声が飛び交っているのがここまで聞こえてくる。
目立たないように夏目くんと一緒に少しだけ近づいてみると、
人集りの中心には見慣れないアイドルが1人いた。
茶色くてツヤツヤした髪を後ろにちょこっと束ねている人。
誰だろう、どこの事務所の人だろう。
そんな風にして様子を伺っていると、その人物はこちらに気づいたのか、
私たちの方…厳密には私の方を向いてウインクしてきた。
直後、悲鳴が上がる。
周りの人達は、誰に向けてファンサをするなど関係なく、
ただ彼がウインクしているということ自体に喜んでいる様子だった。
アイドル、すごいな。
ただ、迷惑なのでこの辺りで人を集めるのはやめてほしい!!
「なんだかすごいネ」
『そうだね…囲まれてて大変そう…』
「あれは気にしないで行こうカ」
『うん。案内お願いするね』
・
あぁ、このときだった。
なんで気がつかなかったんだろう。
このときから既に、歯車は狂い始めていたのに。
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しばらく更新しておらず申し訳ありません…
色々と落ち着いてきたので更新再開します。
物語の見通しは立っているので、お待ち頂けたら幸いです…!
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きなこ(プロフ) - 澪さん» そうなんですね…!こちらも周りに紅月Pがいないので嬉しいです!!ぁぁっmv尊すぎましたね…(悶え)mvと澪さまの嬉しいご感想でモチベーションがめちゃめちゃ上がりました!本当にありがとうございます!! (2021年8月24日 7時) (レス) id: 7ac5a19944 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - きなこさん» ああやはりそうでしたか!!私も紅月箱推しなんです!新しく更新されたお話早速読みました!蓮巳が優しすぎて萌えます…。ところで紅月のMV予告は見ましたか!?(周りに紅月Pがいなくてはしゃいでいますすみません) (2021年8月23日 22時) (レス) id: 85712587a7 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - 澪さん» はじめまして。嬉しいお言葉ありがとうございます!3割程妄想のようなものですが、続きを楽しみにしていただけているようで嬉しいです…!予想の通り、紅月箱推しです〜!ただ、歴は他の方より短いほうなので、口調等違うところありましたら是非ご指摘お願いします…! (2021年8月22日 23時) (レス) id: 7ac5a19944 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 初めまして!作品楽しく読ませてもらいました!続きが気になります…。ところで質問なのですが、作者様は誰推しですか?やはり紅月Pなのでしょうか?気になります!! (2021年8月22日 0時) (レス) id: 85712587a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこ | 作成日時:2021年6月30日 21時