prologue1 ページ1
・
私が目を覚ますと、
消毒の匂いがほのかに漂う場所にいた。
ここは…保健室、か。
ソファからゆっくり上半身だけ起こすと
まだ完全には働いていない頭を起こすように
ゆっくり、そしてしっかり数回瞬きをした。
私は再び周囲を見回す。
なんだか見覚えがあるな。
体調を崩しているわけではないのに
何故か未だに頭がぼんやりとしているせいか、
はっきり思い出すことができない。
もしかして、召されてますかね。私。
そんな縁起でもないことを考えていたが
私は次の瞬間、ふと我に返った。
誰かが保健室に入ってきたからだ。
遠くから見てもわかる首飾り所謂ペンダントと、
目を引くような明るい色の髪。
ええっと…誰だっけ。
その人がソファのすぐそばに来て
近くにあった椅子に座ったとき、私ははっとした。
いや、ギョッとしたというのが正しいだろうか。
『あ、貴方は…！』
そう声に出ていたのかはわからないけれど
彼は、にっこりと私の考えていることに対して(？)
妖艶な笑みを浮かべて、
｢あァ、キミが思っている通りだヨ｣
とだけ答えると、
動揺しまくっている私にお茶を差し出してきた。
｢疲れているようだシ、お茶でもどうかナ？｣
私はそれを受け取ると、ちまちま飲み始めた。
彼はそんな私を黙って見ている。…猫舌で悪かったな。
…！？！？
息が、できない…？
訳がなくてですね。
……むせただけだってば……恥ずかし…顔がいい所為よ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きなこ(プロフ) - 澪さん» そうなんですね…！こちらも周りに紅月Pがいないので嬉しいです！！ぁぁっmv尊すぎましたね…(悶え)mvと澪さまの嬉しいご感想でモチベーションがめちゃめちゃ上がりました！本当にありがとうございます！！ (2021年8月24日 7時) (
レス) id: 7ac5a19944 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - きなこさん» ああやはりそうでしたか！！私も紅月箱推しなんです！新しく更新されたお話早速読みました！蓮巳が優しすぎて萌えます…。ところで紅月のMV予告は見ましたか！？(周りに紅月Pがいなくてはしゃいでいますすみません) (2021年8月23日 22時) (レス) id: 85712587a7 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - 澪さん» はじめまして。嬉しいお言葉ありがとうございます！3割程妄想のようなものですが、続きを楽しみにしていただけているようで嬉しいです…！予想の通り、紅月箱推しです〜！ただ、歴は他の方より短いほうなので、口調等違うところありましたら是非ご指摘お願いします…！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: 7ac5a19944 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 初めまして！作品楽しく読ませてもらいました！続きが気になります…。ところで質問なのですが、作者様は誰推しですか？やはり紅月Pなのでしょうか？気になります！！ (2021年8月22日 0時) (レス) id: 85712587a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きなこ | 作成日時：2021年6月30日 21時
