８話 あなたside ページ9
藤「お前がいた研究所ってのは何を研究してたんだ？」
いきなり鋭い質問がきた。
なんて言えばいいんだろう…。
貴「…あえて言うなら、人間の強化、でしょうか…」
土「…」
私が『人間の強化』と言ったとき、みんなの視線が鋭くなった。
南「それは、具体的に何をやっていたのですか？」
貴「えっと、私も詳しくはわかりませんが…」
沖「知ってることを、全部話してくれればいいんだよ」
まいったな…。
なんて説明しよう？
貴「どこからか人を連れてきて、薬を飲ませていたんだと思います」
土「お前は手伝いでもしていたのか？」
私は首を振る。
貴「いいえ。私は実験台でした」
永「実験台？」
貴「はい。私は幼いころ…６歳のときに連れてこられ、その薬を飲まされたのです」
全「っ…！！」
みんなに動揺がはしる。
貴「私は大丈夫でしたが、薬を飲んだ他の人は狂ったように血を求め、ついには死んでしまったり、殺されたりしました」
その光景が思い出され、私は顔を伏せる。
貴「私は薬を飲まされてから狭い部屋に閉じ込められました。そして１１歳になったある日、研究所が火事にあいました」
土「火事…」
貴「私は必死に逃げ、それからは少し離れた山の中で暮らしていました」
息をつき、再び話し始める。
貴「しかし先日、登山客かなにかに見つかって、面倒なことになりそうだったので逃げてきたのです。そして気づいたら京の町で新選組に追われていた、というわけです」
沖「なるほどね」
一通り話し終えるとみんなが少し悲しげな顔をしていた。
ま、そりゃそうか。
土「…今日はとりあえずさっきの部屋でおとなしくしていろ。飯は持って行ってやるから心配するな」
貴「はい」
私は井吹と一緒に部屋に戻った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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山猫 - カラオケですか！いいですね楽しいですよねー山猫もカラオケ好きです。歌いすぎて声がかれたことも・・・今日はゆっくり休んでくださいね (2012年10月8日 18時) (
レス) id: 293b16eb3a (このIDを非表示/違反報告)
爽鈴 - 今帰りました！でも、カラオケで歌いすぎて疲れてしまったので今日はコメだけにします。 私のクラスメートは、気が利く人が多いかな(*^o^*) (2012年10月8日 17時) (レス) id: 6db22a447c (このIDを非表示/違反報告)
山猫 - 芹沢さんがやさしい！龍之介気がきくなー。山猫のクラスメイトもこのくらいやさしくて気がきく人たちだったらなー・・・・・ あっ！私情が入っちゃいましたね、すいません。明日楽しんできて下しいね＾＾ (2012年10月7日 21時) (レス) id: 293b16eb3a (このIDを非表示/違反報告)
爽鈴 - 山猫さん» ありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉ明日は出掛けるので更新できません…。なので、今日は少し多めに更新します! (2012年10月7日 19時) (レス) id: 6db22a447c (このIDを非表示/違反報告)
山猫 - 皆の反応が！面白い。沖田と斎藤まさかの嫉妬？今回も、面白い内容でした！続き楽しみにしてますね＾＾ (2012年10月7日 18時) (レス) id: 293b16eb3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽鈴 | 作成日時：2012年9月16日 11時
