【黒バス】大人と子供の差【赤司】2 (ページ1)

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僕は決めかねていた。
どうしようかと。
でもここまでくると
この関係を壊したくない。

赤「(どうしたものか…)」

Aの話を聞いてる筈なのに
全然頭に入ってこない。
そして何故か
悲しそうな顔になった。
…なんかまずい事
言ってしまったのか？

貴「ごめんね…私のせいで」

赤「…は？」

貴「私のせいで、
こんな事になって…」

…あぁ、Aは
今だにその事を気にしてるのか…。
別にAのせいではないし
僕自身あまり気にしてなかった。

つい溜息がでてしまう。

赤「…僕は気にしてない
もうすぎた事だろ」

貴「……」

全く、どうしたものか？
うーんとしばらく考えてると
思いついてしまった。
流石にこれは酷い。
Aを少し…いや、かなり
傷つけてしまう事になる。

赤「…(最低だな…)」

貴「…征…君？」

赤「いや、すまない
少し強く言いすぎたな」

そんな事ないよ、って
儚げに笑うA。
その顔が綺麗すぎて

もうどうにでもなってしまえ、

我慢なんて捨てて
本能ままに動こう。

赤「謝るくらいなら
僕が望むものをくれ」

そう言うとぱあっと明るくなって

貴「私にできる事だったら
なんでもするよ！」

言ったな？
後悔しても知らないからな。
ふっとつい笑みが零れる。

Aを引き寄せた。

至近距離でAの匂いがする。
いつだって望んでいた
この感触。

貴「━━━━━っ…！？」

僕はAにキスをした。