黒い神官様が好きになったのは、真っ白な少女でした。【ジュダル】

第8話＊ ページ10

……誰かの話す声が聞こえる_______。

そう思って、重い瞼を開けるとそこは……………

ふっかふかのベッドの上でした。

ジュ「ん？起きたかっ！」

体を起こし、横を見ると、さっきの青年……

「ふぇ!?」

あまりにも驚いたので、変な声が出た。

「ﾌﾟｯ…なんだよその声！」

青年は笑い転げている。

「あ、あの、ここどこですか……？？」

ジュ「ん？あぁ、ここは煌帝国だ！」

煌………!?いつの間に……

「えと、私は、Aと言います。
　 あ、あなた…は？？」

ジュ「俺はジュダル！よろしくな！！」

「は、はい、よろしくお願いします、ジュダル様…！」

そういって、頭を下げた。

ん…？何か忘れているような………

「っあ！！！」

ジュ「うぉ!?な、なんだよ急に…」

「に、荷物届けるの……途中………
　 あぁ……どーしよ、怒られちゃう………」

またまた、血の気が引いたのが分かった。

ジュ「ちょ、落ち着けって！今から説明すっから！」

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