黒い神官様が好きになったのは、真っ白な少女でした。【ジュダル】

第4話＊ ページ6

？「おい、聞こえてんのか？」

そういわれたところで、はっ と して、

「も、申し訳ありません！わ、私のようなものが、人様にぶつかってしまうなど…
大変ご無礼なことを___(？ ちょ、ちょっと待て！

顔面蒼白で地面に頭をついて謝る私の言葉を青年は遮った。

？「何も、そこまで怒ってる訳じゃねーからさ！」

貴「え、でも…
　 …………私は……奴 隷…ですので…。」

？「えっ、マジで!?」

ほら、きっと、謝ってたのなんて、不自然じゃないって思っただろう。

貴「…で、では、私は仕事がありますので…失礼します…」

そういって、荷物を持って立ち去ろうとしたとき________


私の視界が揺れ、私はどんどん意識が薄れていった。

確か、最後に聞いたのは、あの青年の「おいっ!?大丈夫か!!?」

と言うような声。

ふふ…奴 隷でも心配するだなんて…変わったお方。

そこで私は完全に意識を手放した。

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