黒い神官様が好きになったのは、真っ白な少女でした。【ジュダル】

第12話＊ ページ14

「ええっと、こ、ここは……？？」

初めて見る美しい部屋に少し戸惑い ながら聞く。

玉「私の部屋よぉ！Aちゃん、あなた今から着替えましょ！」

「き、着替えるって、私、服持ってないですよ？？」

玉「ふふっ、これを見なさい！」

そういって、紅玉様は、大きな扉を開けた。

そこは、衣装部屋のようになっていた。

玉「ここから、好きなのを選んでいいわよぉ！」

「え、でも……((玉「いいから！お兄様に会うんだから、綺麗にしなきゃ！」 は、はいっ」

服を探すこと、数十分………

「こ、これで、どうですかっ…？？」

玉「まぁ、かわいいわぁ！
　 でも、フードは、城内ではとってねぇ？」

「はいっ、わかりました！」

玉「じゃあ、次は髪ね！うーん……紅覇お兄様の方が得意かしらぁ…」

なぜか紅玉様は、ﾎﾞｿﾎﾞｿと一人呟いていた。

そして、

玉「Aちゃん！ちょっと待ってて頂戴。すぐ戻るから！」

そう言い残して、急いで何処かへ行ってしまった。

……待ってろって言われたし…待ってなきゃね。うん。

何故か自分で納得して、とりあえず待っていることにした。

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