サッカーなど私に…サッカーしてないね！？【アレスの天秤＆オリオンの刻印】 (ページ5)

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暇人たちの後日談1【オリオンの刻印】ページ5

前回の続きです

士郎「で、ヒロトくんが追加した余計なルールのせいで
今から勝者が敗者に命令しなきゃいけないんだけど…」

『若干毒含んでてもイケメンなのすごいなこの人』

氷浦「流石雪国のプリンス…」

『この人とゲームしても瞬殺される気がする』

灰崎「なんかわかるぜ…」←部屋に入れてもらえた

『えっ』

吉良「えっ」

氷浦「えっ」

野坂「えっ」

士郎「うわぁ…」

灰崎「五人全員で引いてんじゃねぇ！」

イライラしている灰崎を横目に、勝敗結果をまとめる

『えっと…

悠馬私の勝ち

ヒロト私の勝ち

灰崎引き分け

きっくんきっくんの勝ち

吹雪さん吹雪さんの不戦勝』

士郎「不戦勝っていうか、君が勝手に負けを認めただけだけどね」

灰崎「おい、俺引き分けだけどどうすりゃいいんだよ」

吉良「たがいに命令し合えばいいんじゃねぇの？」

士郎「じゃあ御堂院さんが野坂くんに命令…からでいいよね」

野坂「僕が負けた後に提案したヒロトくんは絶対に許さない」

吉良「俺様の思いつくタイミングを恨むんだな」

野坂「明日西蔭を派遣しておくよ」

吉良ヒロト終了のお知らせ
命令…なんて考えられないな

『あ、次の試合終わるまで私に話しかけるの禁止…とか』

野坂「死ねって言ってるの？」

『解釈が凄いね、そういうことじゃないけど
まぁ悠馬からしたら拷問レベルか…

うーん…あ、一日西蔭に近づくの禁止で行こう』

吉良「西蔭への拷問に変わっただけだけどな」

これなら悠馬も納得してくれたらしい
ごめん、西蔭…悪気はない。悪意はあった

吉良「で、俺は何すりゃいいんだよ」

『一日誰に対しても敬語＆様付けで行こう(即答)』

灰崎「A…テメエっ…くっ…ハハッ…クソッ…！腹いてぇ…！」

野坂「フフッ…」

氷浦「…フッ……待って想像したらマジで面白い…」

士郎「吉良くんが敬語…で、吹雪様とか言ってくるの？
練習にならないくらい笑うけど大丈夫？」

吉良「Aマジでお前許さん」

我ながら名案だと思う
早くタツヤくんに聞かせたい

『灰崎、何かある？
私は明日の練習を女の子っぽい髪型でやるっていう案が出てるんだけど』

灰崎「今すぐ捨てろその案

…明日、全員の事を名前で呼ぶ…とか」

『優しいかよ、一年坊
じゃあ…お前もそれでいいや』

ネタ切れである

氷浦「ちょっとズルいかもしれないけど…明日一日俺の命令聞いて」

士郎「何それいい案
じゃあ僕もそれで」

『何だこの悪魔共』

灰崎「呼んだか？」