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チッ言われなくても分かってるってんだ...ヒヨが危なっかしいのは昔から。他人の事ばっか考えてんのも、昔からだ。ほっとくとほんとに、いなくなっちまうんじゃねぇかって...いつも不安になる。たく、こればっかりはめんどくせーとか言ってらんねぇよな…ヒヨの事は、俺が見ててやんねーとって、アイツと出会ってから、日に日に強く思うようになった。ま、俺の目の黒いうちは、ぜってぇ無理させねぇ。
サスケの奴も似たような事考えてたのか、音忍を睨みつけて舌打ちしたサスケに思わず笑いが漏れた。同じ穴の何とやら...てか？ま、ヒヨの周りの連中は皆似たようなもんか。
それにしても、
「ヒヨ、お前...身体は大丈夫なのか？」
「私？私は何ともないよ、それよりも、早く皆の手当てをしなきゃ...」
「そうか...ていうかヒヨ、さっきのは...」
あの氷の術...あれは普通の遁術じゃねぇ、
「あれは氷遁...Aの血継限界か？」
波の国の、アイツと同じ...
そう呟いたサスケの鋭い視線から逃げるようにヒヨは曖昧に笑うだけだった。
「サスケは後でもいいかな、先にサクラを診てあげたいんだ」
それでもサスケは何か言いたそうにしてたがヒヨはそれ以上の追求を許さなかった。俺とサスケに掴まれたままだった手をそっと振り解き、サクラの元へと行ってしまった。
「...ちゃんと、アイツの事、守ってやれよ」
「言われなくても分かってる」
「お前にこんな事言うのも癪だがな、めんどくせーが今は試験中だ。他の班である俺はヒヨの近くにはいられねぇ…それに、ヒヨの奴、何かあったのか…？」
まるでほんとに、消えちまいそうじゃねぇか…
さっきまでヒヨの手を掴んでいた掌を見つめてシカマルは呟いた。面倒くさがりでやる気のないコイツが、ヒヨの事だけはいつも気にかけているのは昔からだ。だが、ヒヨの事を見ているのはシカマルだけじゃない。俺だって、昔から、アイツの事を...
ヒヨは、俺と同じだから...
だから、必ず俺が守る。他の奴らに言われなくても、絶対に、だ。
俺もさっきまでヒヨの手を掴んでいた掌を見て、固く拳を握った。
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キーさん(プロフ) - 口調がとってもそれぞれのキャラそのものですごくリアルでした！いつか更新されることを願ってます…！ (2022年5月19日 21時) (
レス) id: 1d2c287881 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅双樹(プロフ) - 大人になった2人を見てみたいです！更新楽しみに待っています (2020年10月9日 18時) (レス) id: 9cc9adf25b (このIDを非表示/違反報告)
骸マホ(プロフ) - 続きがとても気になりました！更新頑張ってください！！ (2020年7月7日 10時) (レス) id: 95e5fb87e1 (このIDを非表示/違反報告)
芸 - すごく面白いです！！！！！！更新待ってます！！！！！！ (2018年11月30日 19時) (レス) id: 8331a2d0c7 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！早く大人になった木ノ葉丸との絡みが見たい(*・ω・*)wkwk更新待ってます！！頑張ってください！！ (2018年8月26日 0時) (レス) id: eb23d37959 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーい | 作成日時：2018年5月31日 19時
