第六話 捩眼山へ ページ35
旧鼠との戦いも終わり、リクオの熱も下がり、今オレは平和だなぁ〜〜と感じ……
ない!!
なんで舞闘派が集まる牛鬼組の本拠地捩眼山に行かなくちゃ行けねーんだよ!!死ぬから!!マジで!
電車の中
「さあ…みんな、いいかな……?それで…」
清継の問いに、皆コクッと頷く。
「よし…いくぞ!!せーの!!」
バン!!と自分の持っていたカードを置く。
「ぐああああぁまた負けたぁぁ」
「くそーまたダブル奴良と花開院さんの勝ちかよ」
「ちくしょー持ってけよ…賭けたお菓子持っていきゃいいだろー!!」
皆うわあぁぁぁと叫ぶ。
ガタンゴトン
「捩眼山伝説…ですか
聞いたことないですね…すみません」
モグモグと、お菓子を食べながらゆらは言った。
「そりゃーゆらくんが知らないのも無理はない!!“妖怪先生”の様なマニアな方々にしか知れていないのだよ!!今日はそのすごい伝説とやらを聞きにいくんだ!!
そのためには『妖怪の知識』をためなければ!!さあ!!ハイもう一度!!」
と、清継はインディアン・ポーカーと同じ妖怪ポーカーをまたやろうとしている。
「やめたらワカメ。また納豆小僧が出るよ。あいつ、多分くさいだけで一番弱いと思うから」
「((ボソッちょ、姉さん!詳しく言い過ぎだよ!」
「ほおぉ〜う、詳しいじゃないか奴良さん。」
「まあね。これでもけっこー好きだから、妖怪」
そんな会話をしながら、また妖怪ポーカーを始める。
「じゃあ、なんの妖怪が好きだい?ボクはやっぱり主!」
「それぬらりひょんでしょ。まあオレも好きだけど……昔散々見下しやがって」
「昔は昔!今は今さ!!さあ行くよ!せーの!!そりゃーー!!多分ボクのは牛鬼だなぁー!?」
清継は自信満々にカードを出したが、しかしそのカードはまたもや納豆小僧ww←
うわあぁぁぁぁぁぁ
また納豆小僧ぅぅぅ
「弱……やっぱ霊感ないね」
オマケ
『え?フツー女の子って…旅行に何持ってくかって?……なんでリクオくんがそんなこときくの?』
「いや、あの……」
「つらら!そんなものいらない!荷物になるから置いていけ!!」
「酷いです姫!私溶けて死んじゃいます!姫こそ、サッカーボールなんていりません!置いていってください!!」
「ね、姉さん!!姉さんが旅行あんまり行ったことがないから、そういうの知らなくて……」
「ふーん(……今及川さんの声が聞こえた気がしたんだけど……)」
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作者名:桜 | 作成日時:2015年2月27日 20時