1 ほこら探し ページ36
「あはは…また勝っちゃった」
「ダブル奴良…お前ら『妖怪運』あるなー…普通じゃねぇぜ」
「ええっ!?何言ってんだよ!!たまたまだよたまたま!!ボクだちはフツーフツー!!ね!姉さん!!」
「……もう負けたい…」
オレはそう呟くと、周りはアハハ……と苦笑いをする。
「あ、ボク何か買ってくるよ
何がいいか言ってー」
「じゃあオレも手伝う。」
オレがそういうと、ありがと、と言ってくる。
本当は戦責が一番悪い人がやるのだが、リクオは、こういうの好きだから、と言って、自分から進んでやる。
「(フフ…さすが若と姫…妖怪の主となられるお方…
妖怪のカードでさえも率いてしまうのですね…!!
そして…人望もあつい……!!)」
オレとリクオを見つめてくるつららに、カナは睨む。
「(また…また……熱い視線を…ブツけてる…
さっきからそう
ずーーっとそう…この娘……)」
「よっ…」
「リクオ、半分持つ」
「あ、ありがとう」
「リクオ君、Aちゃんファイト!!」
「(リクオ君…?Aちゃん…?てゆーかあんた誰!?そして何組なの!?)」
そんなこんなで、捩眼山に到着〜!
ハァ……ダル…テンション上げようとするとまたダルい……
妖怪先生の宿題で、自力で『梅若丸のほこら』を探せとか……ふっざけんじゃねぇ!
何が『運』と『感覚』があればおのずとみつかるだ!!会ったら叩いてやろ!!
清継は妖怪探し……女子は温泉……全く息があってねぇ!
その後……一時間階段を上っても、ほこらなんか全く見つからなかった……
めっさ足痛い!!体力ないんだよオレ!
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作者名:桜 | 作成日時:2015年2月27日 20時