第百夜 兄妹。 ページ37
やっと百話達成ですわ(∵)←
因みに誤解を生みそうですので言いますが、兄とはつまり
メルレムとジュダルちゃん()が兄妹という訳です。Aさんの兄じゃありません。
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「ジュダル……！」
誰だ君は、と問うセラフィルを紅い双眸で睨みながらジュダルがAの細い肩を掴む。そのままAを庇いながらメルレムの元へ歩み寄った。
メルレムは身体こそ動かないが、瞳だけはジュダルに向ける。ジュダルとメルレムの黒髪が混ざり、メルレムはジュダルに抱き上げられた。
「よお、随分やられてんな」
「……うっさい」
俺が来たからには安心だぜ、と自慢気に言う彼だったが セラフィルの姿を見て苛立ちを顔に出す。
「俺の妹に手ェ出すな」
(妹……!!?)
ジュダルの中の認識では、「妹」とはAとメルレムを指していた。
一つは セレム…つまりAの姉との関係からAを妹のように可愛がっていた。
そしてもう一つ。
メルレムは物心ついてすぐ「組織」に一時的に囚われていた為、ジュダルが兄だと言われて育ってきた。それは血縁関係等ではなく ただ単に組織の人間の洗脳だろう。
意味の無い関係だと今でも思う。もう忘れようともするが、Aを見るとどうしてもそんなことは不可能だった。
「義兄さん……！ やめ……」
「黙ってろメルレム」
(僕らの関係がばれたら……!!)
虚ろな瞳でジュダルを見上げる。
不意に、優しい手が頭を撫でた。
「……！」
「心配すんな」
ジュダルが耳元で低く囁く。
「おまえは頑張りすぎだ。少し位休め」
そう言われた瞬間、急激な眠気が襲ってきた。
(頑張りすぎ、か……)
そうかもしれないな、と未だ自分で刺した胸元の傷の痛みを感じながらもゆっくり瞳を閉じる。
ジュダルはメルレムの身体を一層強く抱き締めると 杖に魔力を溜めた。
「てめえなんざに魔法使うなんて勿体ねえ。てめえには魔力弾で十分だ」
そう言って魔力弾を打とうとしたジュダルの腕をAが掴んだ。
「何しやがる」
「こんな船の中でそんなことをしたら間違いなく沈むぞ」
「俺に剣で戦えってのか？ 無茶言うなよ」
誰もそんなことは言っておらんであろう、と返し、瞬時に彼女は魔装をする。
漆黒に塗れた魔装は見る者の目を奪うものだった。
「貴様は私の後方支援をしろ」
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阿呆代表の神(プロフ) - ジュダルがメルレム？の兄となると、確かですが、ヤンバラの一族ということになりますよね。ジュダルはヤンバラ一族ではありませんよ。辻褄があってないというか……原作と違いすぎてゴチャゴチャになってますよ。 (2020年9月9日 17時) (
レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
乙姫(プロフ) - 伯爵王家編は残すところ二話です。伯爵王家編の終了と共に続編へ移行します (2015年4月23日 1時) (レス) id: 28e2e11b2e (このIDを非表示/違反報告)
乙姫(プロフ) - もうすぐ伯爵王家編完結です。まさか三十話にわたり書くことになるとは思いませんでした(；・ω・) あと少しで終わる予定ですので皆様応援よろしくお願いします！ (2015年4月19日 21時) (レス) id: 28e2e11b2e (このIDを非表示/違反報告)
乙姫(プロフ) - えるふぃさん» 有難う御座います！頑張ります(｀･ω･´) (2015年4月15日 18時) (レス) id: 28e2e11b2e (このIDを非表示/違反報告)
えるふぃ(プロフ) - 乙姫さん» はい！！大丈夫ですよ、ちゃんとわかります！自分の書き方に自信を持ってください！続きが楽しみです♪ (2015年4月15日 17時) (レス) id: d0667a2ad3 (このIDを非表示/違反報告)
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