カーテンコールは拍手が鳴るまで終わらない【おそ松さん】 (ページ15)

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筆者の言い訳の舞(飛ばしてもらってもいいです) ページ15

いきなりすいません…。
しおんの蜂蜜なんですけど…。
内容12の「7:観客は微動だにせず、舞台を直視していた」にて、ミスを今更見つけました…。
多分、トッティー好きの方は気づいていらしたかもですけど…。

監視室へ行ったはずのトッティーが、いきなり出てきてます！
ごめんなさい!!
見直したら分かりやすいと思います！
あっ、見直さないで下さい…(汗)

という訳で、言い訳します…すいませんでした。
(´・ω・｀)ｺﾞﾒﾝｯﾃｨ(訳:ゴメンネトッティー)

トド松said

監視室に入って部屋の電気を付ける間も無く、僕は画面に釘付けとなった。Aちゃんが、地下牢に脚を踏み入れた後だった。
「あー…もうっ、カラ松兄さん遅い！」
拳を握り、怒りをデスクにぶつける。それから、ヘッドホンを首に下げる。目の前に並んだ、無数の監視カメラの画像を流すテレビは、廊下で素早く走る2人の兄を映している。
「チョロ松兄さん、聴こえるー？」
首にかけたヘッドホンを上げ、マイクに声をかけてみる。しかし、ヘッドホンからは風の音が騒がしく流れるだけだ。
走ることに一生懸命みたいなので、相手を変えることにした。
「あれ、一松兄さん？何処？」
廊下の監視カメラに映っていない兄さんを探す。どの場所にも居ない。
と、耳から聴こえてきたのは、兄さんの声。
「屋根裏」
早速、屋根裏の方の映像を見る。兄さんは少し息切れを起こしながら、軽く走っていた。先程の2人を見た後だと、とても遅く見える。
「…もう、いっか」
思わず漏れた溜息をそのままに、地下牢の監視カメラに変えた。それから、地下牢のスピーカーに接続を変える。
「もしもーし？聴こえる、兄さん？」
《ん？あー、トド松じゃん！どしたのー？》
何とも呑気な声が、機械越しの音となる。その兄は暇潰しに僕が連絡をしたとでも思っているのだろうか、ホント馬鹿だよね。
「僕らは兄さんの為に…」
苛立ちと呆れが出て、口を滑らした。直ぐに口を紡いだが、無駄にある聴力でバレた。
《え？俺の為に何て？》
ニヤニヤと笑っている。ウザっ。
でも、蝋燭で僅かに見えたその笑顔は、不健康な肌や身体に似合わ無い。
「…何にも無い！じゃあね！」
《あっ、おい！トド松ぅ～》
雑にスイッチを切り、ヘッドホンを適当に放った。地下牢前の監視カメラには、Aちゃんを捕まえた全員。横目で見て、監視室の鍵を閉めた。
「まったく、おそ松(・・・)兄さんはしょうが無いな」
ふと呟いてから、皆の元へ駆け出した。