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黒板消しトラップ ページ3
教室のドアを開けると、ベタなイタズラで真っ白になった私を見て、
クラスメイトの男子二人組が青ざめて、
そして、少ししてからケタケタと笑い始めた。
「後輩が来るっつーから仕掛けてたんだけどよぉ」
と、片方が謝ると、もう片方は後ろでまだ笑ってる。
私が抗議しようとしたところに、その後輩とやらが怒涛のように駆け込んできた。
もう片方はそれをあしらいながら、私の方に来て、
私の髪についたチョークの粉をワサワサ払い、
制服をパンパンと払うと、
まるでお好み焼きでも語るように、
「オレ、
とか言ってから、去り際に誰にも聞こえないように
「お前は？オレのこと、好き？」
と、耳元で囁いて笑った。
なんで知ってるの？
御幸くん。
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作者名：ほさつ1秒83 | 作者ホームページ：https://twitter.com/hosatsu1_83
作成日時：2020年11月15日 2時
