第190話 試合後 ページ46
御幸side
8回表、2アウト ランナー1、3塁。
打者に真田。
そこに、青道のエースである丹波さんが、今年の夏、初登板した。
多少コントロールが甘くなったが、三振でおとし、攻守交替。
青道4人の投手による継投から、1度もリードを奪われず、事が進んだ。
そして、9回表、2アウト一塁の場面で、轟に打順が回った。
少しヒヤッとしたとこもあったけど、三振に仕留め、ゲームセット。
勝ったには勝ったが、今回もたっぷりと反省会だな。
なんてことを考えながら、バスに向かっていると、
沢村「絶対、負けたくねぇ。」
そう言った。
言ったと言うよりか、宣言だな。
御幸「ま、その前にまず、今日の反省会だけどな。」
クリス「特に沢村はたっぷりとな。」
沢村「たっぷり!!? 」
え、こいつ自覚なしか?
タチ悪ぃな。
御幸「他人事じゃねーぞ、降谷!」
お前もだけど、まずどこ見てんだ、おい。
こいつら、前回の帰りの時にもなかなか帰ってこなくて、絞られたのもう忘れたのか?
神経図太いな。
こいつら、反省してんのか?
最後尾に1年3人がいるが、迷子防止のためか、何人かは何回か確認のために後方を見ている。
過保護かよ!
今もあん時も、桜に見張り番させとけば、気が楽なんだけどな………
クリス「御幸、今日の反省会のことだが、」
御幸「分かってますよ。多分、あいつも同じようなことを言いますよ。」
攻守交替の合間に、何か凄い勢いで、ノートに書き付けていた様子が見えた。
隣にいた他のマネージャーとか選手に、すっげぇドン引きされてたなww
クリス「次の相手についてだが、」
未だ決まっていない次の試合の相手。
ここからは、あくまで“予想通り”の範囲内での話だが、
御幸「もう調べ上げてるんですか?」
クリス「あぁ。同じ山の当たりそうな所とか、強豪校とかな。
後でまた言うが、おそらく……_____」
そこから続いた言葉は、“仙泉学園”についての情報だった。
あの大巨人、真木 洋介がいる学校。
……次の相手も、一筋縄じゃいかねーだろうな。
その前に、凹んでるかどうかはわかんねぇけど、投手陣の反省会だな。
そう思いながら、バスに乗り込んだ。
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愛っち - しろうさぎさん» ありがとうございます!!新人チーム編では、主人公が奥村達と合わせるのが楽しみです〜!! (2018年9月9日 9時) (レス) id: ebb19697f9 (このIDを非表示/違反報告)
しろうさぎ(プロフ) - リクエストありがとうございます! 5の続編に行く前に番外編で書かせて頂きます! 返信遅くなってm(_ _)m (2018年7月1日 9時) (レス) id: 92f43ae53d (このIDを非表示/違反報告)
愛っち - 薬師編では、1年トリオと主人公がこっそり見る場面をお願いします (2018年4月9日 8時) (レス) id: 0d64851062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろうさぎ | 作成日時:2017年4月22日 23時