5人の怪盗と生きる宝石 第1幕 【あんスタ】

mission4 ページ8

youside







A｢………………ん、んぅ…？｣




目が覚めると視界には知らない天井。

少しの間混乱するも、昨日の夜の出来事を思い出す。


(そっか、昨日怪盗Knightsにさらわれたんだっけ…)


起き上がろうと身動きを取ろうとするがやけに身体が重い…？


(というか、さっきから妙に暖かいような…？)


？｢すぅ…♪すぅ…♪｣



そして、先程からなんで耳もとで寝息が聞こえるのだろう。


(聞き間違い…じゃないよね…？)



よくよく見ると、私の身体に見知らぬ腕が抱きついている。
世間でいうところのいわゆるバックハグ？という状態なんだろうか。


(とりあえずベッドから出よう……！)


私は見知らぬ人の腕から開放されるべく、身動ぎをしたのだが全く動けない。


(嘘でしょ…どうして寝てるのにこんなに力が強いの…!?)


どれほど動いても拘束が取れる気配がない。
どうしたものかと思案していると


？｢…ねぇ｣


A｢！！｣

耳もとで眠たげな声がする。耳朶にかかる吐息がくすぐったい。

？｢…さっきから動かないでよ…こっちは眠いんだから………｣

A｢あの、？お願いだからこの手を離してくれませんか…？｣

？｢………すぅ｣


A｢え…？｣


(まさか…寝た？)


A｢嘘でしょう…!?ちょ、！離して！｣

私は腕の中から解放される為に抵抗した。

五分ほどたっただろうか。やはり全然動かない。






？｢あらぁ！起きたのね♪"生きる宝石ちゃん"♪｣

mission5→←mission3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す