その５ 。 ページ6
５限目は先生が体調不良で早退したから
急きょ自習となった。
まぁ、自習なんて言われて素直に自習する人なんてごく一部しか居ないんだけどね。
わいわいと教室中が煩いなか、
私の隣のイケ捕くんはスコアブックと睨めっこ。
…野球のスコアって、どんなのなんだろう。
バドは試合の時に点数書くくらいしかないからなぁ。
「何？」
「えっ？」
「いや、ずっとこっち見てたから」
…うそ、恥ずかし。
私、ずっとガン見してたの？今の間？
そりゃ御幸だって集中できないわ。
「ご、ごめん。
スコアってどんな感じなのかなって思って。
バドにはそんなもの無いから、気になったの。」
「…見るか？
今なら俺の解説付き」
御幸は語尾にハートが付きそうなくらい、お茶目に言った。
私が野球に興味を示したことが嬉しいのか、あからさまにテンションが高い。
「じゃあ、お願いします」
御幸って、取っ付きづらそうで飄々としてるイメージあったけど…
意外と可愛いじゃん、イケ捕くん。
私が少し笑って机を寄せると、
イケ捕くんはじわじわと頬を赤く染めた。
…そんな大袈裟に照れられたら
私もなんか恥ずかしいんですケド。
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ちょこれえと - 面白いです！続き待ってます (2019年10月7日 20時) (
レス) id: cdd2774812 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - 面白かったです！！更新待ってます (2017年12月26日 19時) (レス) id: 5b3b8bcb86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵助 | 作成日時：2017年11月4日 12時
