今日から皇帝様の女神になります【野坂悠馬】

45話・心の穴を ページ6

大谷「何か困った事が合ったら気軽に言ってね!」

『はい……!!』


案内してもらった私の部屋の前で別れた。


いい人だった……。


『可愛いな……。』

野坂「やっとまともに話が出来るね。」

『私は、貴方に話すことはありません。』

野坂「……。(全然テンションが違う……。)」

『貴方は、私の何を知っているのですか。』


私に空いた心の穴を、貴方が埋めることなんて……。

貴方は何？


野坂「僕は、君がずっと寝てた時の出来事を知ってる。」


、




、





、





、




、



私が目覚めた時、ずっと長い夢を見ていた気がする。



凄く楽しくて、




けれども何にも覚えて無くて。




悲しいのか、頬には涙が流れてたんだ。



それの答えが此処にあるんだ＿＿＿＿




、





、





、





、

野坂「君は、急に僕の前に現れて、僕の守護神になって、生活してた。けど、帰る時はいつか来る……。関係が悪い状態でその時が来たんだけど、僕達の思いが一緒で、僕達は両想いだったって知ってそれが最後。」

『……。』

野坂「他にも色々あったんだけど、長くなるから大まかにまとめたんだけど……。」

『つまり、私は幽霊となってずっと過ごして……貴方の恋人になったんですか？』

野坂「んー、そうだけど……今の君じゃあ納得出来ないだろうから、別に今はそんなのを考えないで良いよ？」



こんな事言ってるけど、本当に私の事好きだったんだ。


貴方の瞳がそう言ってる。

本当は、私に考えて欲しいって願ってるんだ。



『良く分かりませんが……。助けてくれた野坂くんは私は、好きですよ。』

野坂「……!!助けるのは当たり前さ。だって君に、昔助けられたんだから……。」



昔……?


どうやら私、昔の事も忘れているようです。

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