消えない 21 ページ20
おそ松side
チョロ松の手はカタカタと震えていて顔が真っ青だった
チョロ「どう、しよ・・・あの人っ・・・あのままじゃ・・・」
おそ「今、警察に電話したから！」
チョロ「兄さっ・・・」
おそ「ほら、大丈夫だ、チョロ松。大丈夫だよ」
チョロ「ごめっ・・・ありが、とう」
チョロ松は正義感が強い
きっとあの現場を見て、ほっておけなかったんだと思う
我が弟ながら優しいやつだなと心から尊敬した
だけど、その尊敬の気持ちを掻き消すぐらいの憎悪が俺の身体を支配していた
きっと誰も俺の近くにいなければ、ありとあらゆるものを破壊して歩いただろう
チョロ松の手を引いて逃げる際、ちらりと振り返った
男3人とぼやけた薄黒いダンボールの後ろ
あいつと・・・
姉さんと目があったのだ
俺と目が合っても特に驚いた顔もせず、ケータイを片手に立っていた
その顔はむしろ、笑っているようにさえ見えた
そこにいるのがチョロ松だと知りながら、助けずに平然とする姉さんを信じられなくなった
いつか戻ってくれると、心のどこかでそう思っていたのに・・・
だけどその瞬間にもう『あいつ』は他人なのだと
決別すべき存在なのだと、痛感した–––––––––
あの日俺は
六つ子の
松野家の長男として
みんなを守ると誓った
しかし俺は、一松を守れなかった
自分の無力さに無性に腹が立つ
おそ「ごめんなー。情けないお兄ちゃんで。ほんとっ・・・ごめん・・・っ」
おそ松の頬が濡れ、小さな嗚咽が深夜の公園の中に響き渡った
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ももまつ(カラ松girl)(プロフ) - でんろくさん» まあええやろwwwおもろかったらええわσ(・∀・)σﾜｰｵﾓｼﾛｰｲ (2019年3月31日 21時) (
レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
月影ﾉ 黒◇タナトス - 俺は『消えて』といわれたら、、いや、いってくれたら タ『もちろん！明日消えてやんよ(笑)』っていって消えるね！！ww (2017年7月14日 22時) (レス) id: bfbb289b00 (このIDを非表示/違反報告)
ぁゅ - なんか悲しい(´ ・ω・｀) (2016年10月21日 19時) (レス) id: a1d1edfed6 (このIDを非表示/違反報告)
借り暮らしのおそマッティ - めっちゃきになるウウウウウウウウウウウウ (2016年9月6日 23時) (レス) id: cc9feab772 (このIDを非表示/違反報告)
チルダ(プロフ) - 続編、頑張ってください！応援しています！ (2016年9月6日 22時) (レス) id: 5388680412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛冷 | 作成日時：2016年7月23日 2時
