祭りの後は真剣に ページ6
｢この建物が建設される前の、塾の話ですか…｣
そう言う男性、高橋慎太郎は、とても貫禄があった
赤とグレーのジャージを着ていて、年齢は四十代前半あたりの男性だ
意外にも肌白く理由を聞いてみようと思ったが、よくよく考えたら日焼け止めを塗っていたで解決する話だった
｢話すのは構いませんが、どうしていきなり？｣
｢出来れば、そこに恨みがあるとか、亡くなった友人の思い出の場所なんだとか、かっこいい理由がいいんですけど、
はっきり言うと、興味本意です｣
そう言うと一瞬ポカンとして、直後にがははと笑い始めた
あまりにも爆笑するので、怒りや戸惑いを通り越して、温かい眼差しを送っていた
｢い、いや〜…すみません。そんなはっきり言う人、初めて見たので…
今までも、何度か同じように聞きに来た輩がいたんですが、どれも嘘くさい理由で聞きに来てたんです
まぁ、全員あなたと同じ興味本意だったんですけどね
どうせ聞きに来るなら、はっきりと興味本意と言ってしまわれた方がいいものです
でも、もう少しオブラートな言い方をするのかと思ったら、まさかここまではっきり言われるとは…｣
｢いや、私もそう言おうと思ったんですけどね？
さっき会ったあの紳士的な男性に心打たれて、真っ直ぐにいこうと思いまして｣
｢いや〜面白い！最高ですよ！｣
｢ど、どうも…｣
正直、これを言って帰れと怒号が飛ぶことも覚悟していたが、予想を見事に裏切られた
漫画ではこういう人は沢山いるが、まさかリアルにいるとは…
この男性は、私の記憶に確実に残るだろうと思った
｢さて、本題に入りましょうか｣
そう言うと、相手の空気が変わった感覚がした
それにつられて、私も身構えた
｢この建物が建設される前は、ここに大きな塾がありました
毎年名門校に入学させる人数が多かったので、いわゆるここは、名門塾でしたね
その中で特に頭のいい生徒、そして男子は、サッカーチームに入る事ができたんです
そのチームの名前が｣
｢kz…ですね｣
｢はい。頭も良くて運動もできるなんて、モテる要素詰め込んでますからね。非常に人気でしたよ
ですが、私のいる頃に塾内で目立っていたのは、大体四人でしたかね｣
｢全員kzだったんですか？｣
｢いや。一人はkzに入っていませんでしたね。頭は良かったですが…
名前は若武、上杉、黒木、小塚…でしたね｣
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月兎 - kazさん» ありがとうこざいます。私はいつも、自分がどんな作品があったら面白いかと思って話を作っています。技術的な面でしたら、あまり文末表現が同じにならないように注意しています。 (2019年4月14日 22時) (
レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
kaz - 良かったです。私も作品を作ろうと思っています。やり方を教えてください。 (2019年4月14日 13時) (レス) id: 02c88d0728 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 紺さん» まだまだ未熟ですが、これからも頑張ります！ありがとうこざいます！ (2019年4月14日 10時) (レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 愛さん» この話は、簡単に言えばアーヤ達の時系列から何年か後の物語です。ですが、若武達もきちんと物語に参戦するシナリオを考えているので、公式キャラもきちんと出ます。 (2019年4月14日 9時) (レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 結愛さん» そう言って頂けると元気が出ます！これからもよろしくお願いします！ (2019年4月14日 9時) (レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月兎 | 作成日時：2019年4月7日 19時
