まるで少女漫画 ページ7
「その四人が、特に目立っていたんですね」
「はい。その四人は仲もよかったので、塾内ではかなり目立ってました
入塾してない生徒でも、知っていたぐらいですからね」
そう言うと、高橋さんはふいにスマホを取り出した
そして、ある写真を映し出した
それは、恐らくサッカーチームの集合写真だった
「この真ん中でピースしているのが若武
左側で眼鏡をかけているのが上杉
一番後ろの列の右から二番目が黒木です
小塚はサッカーチームに入っていないので、写真は持っていないんですよね」
その少年達は、とても整った顔立ちをしていた
同じ学校にいたら、学園のアイドル的な存在だっただろう
ふと左側を見てみると、高橋さんと似た男性が立っていた
「あの、もしかしてこの左側の男性って…」
「あぁ、私です。
私はその頃からサッカーチームでコーチをしていたので、その三人は鮮明に覚えていますよ
若武は本当に目立ちたがり屋で、高校生達が投票で生意気な後輩?みたいなのでずっと一位を取ってました
成績も波がありましたが、トップクラスにはいましたしね
しかもサッカーに関しては天才的でしたし、kzは彼がいないと成り立たないと思っていました
上杉は若武とライバル関係でしたが、チームワークは最も良く、俺は二人が世界で活躍したらいいなと思っていました
上杉は数学が異常な程できて、数の上杉と言う異名もありましたよ
家の事情は耳に挟んだ程度ですが、両親が医者をやっていたらしいです
黒木は…なんというか、不思議な雰囲気でしたね。成績はいいのにいつも本気を出していない感じがしていて、教師達は悔しがってましたね
塾をすっぽかす事が多かったんですか、どうにもそれを許すしかない事情があったそうです
若武達とも仲はよくて、よくカフェテリアで話していました
小塚は本当に私は関わった事がないのでなんとも言えませんが、確かシャリの小塚という異名がありましたね
なんでも理科と社会は毎回一位だとか」
聞いてるだけで、少女漫画の世界観を思い出すのは私だけだろうか
その中に女子が一人いたら完璧だと思う
「…すみません。ちょっと変な質問していいですか?」
「どうぞ?」
「その中に、誰か女子はいましたかね?」
「あー…
確か、一人だけいましたね。彼らと関わってる女子が」
これは本格的に、少女漫画になってきた
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月兎 - kazさん» ありがとうこざいます。私はいつも、自分がどんな作品があったら面白いかと思って話を作っています。技術的な面でしたら、あまり文末表現が同じにならないように注意しています。 (2019年4月14日 22時) (レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
kaz - 良かったです。私も作品を作ろうと思っています。やり方を教えてください。 (2019年4月14日 13時) (レス) id: 02c88d0728 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 紺さん» まだまだ未熟ですが、これからも頑張ります!ありがとうこざいます! (2019年4月14日 10時) (レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 愛さん» この話は、簡単に言えばアーヤ達の時系列から何年か後の物語です。ですが、若武達もきちんと物語に参戦するシナリオを考えているので、公式キャラもきちんと出ます。 (2019年4月14日 9時) (レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 結愛さん» そう言って頂けると元気が出ます!これからもよろしくお願いします! (2019年4月14日 9時) (レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月兎 | 作成日時:2019年4月7日 19時