芥川 龍之介 ―――ドS ページ43
「何度言ったらわかる?お前の頭はざるなのか?」
本当に、首領が何故こんな女を僕の部下にしたのか、ほとほと疑問だ。
頼まれたことは十中八九忘れるし、やり遂げたかと思えば何処かに不備がある。
せめて異能くらいは使えるかと思いきや、僕の隣に立つ価値もないくらい役立たないもの。
……早く死 ぬなら死 ね。
しかし、いくら僕が陰惨たる言葉を投げかけようとも、Aはめげることなく頭を下げるばかりで。
「……顔を上げろ」
むしゃくしゃする。
ここまで調子が狂わされるのは初めてだ。
「お前、男の経験は?」
「お、とこの経験……??」
「はっきりと言わなくても分かるだろう。異性と褥を共にしたことは?」
瞬く間にAの頬が紅潮していくのを見て、それだけで彼女が無垢であることを理解する。
「その様子だと無いようだな。……なら、いい経験をせてやろう」
半ば強引にAの腰を引き寄せて、鼻筋を擦り合わせる。
……此奴も、何か一つ失えば、その甘い考えが変わるに違いない。
「……ぁ、んっ……ぅ」
口の端から漏れる甘い声は、元来備わったものなのか。
「舌を絡ませ僕を誘え。それすらも出来ないのか?」
「使えない舌は噛み切ってやろうか」
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芥川「多く星をくれた奴から褒美だ」
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青鯖ぷりん - 久ちゃぁぁん…高評価するぅぅ‥! (10月17日 21時) (レス) @page11 id: 496914e067 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - だざいさぁぁんさいこぉ! (10月8日 6時) (レス) @page5 id: dfae0f9c2a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりん - フランシスさんすこ (9月15日 22時) (レス) @page23 id: 5c0b36b6f1 (このIDを非表示/違反報告)
猫助 - 最高です! (8月16日 23時) (レス) @page4 id: 0088b760fa (このIDを非表示/違反報告)
千羽鶴 - 梶井さーん!ドSなとこも好き!違うバージョン梶井さんも見たい (6月18日 23時) (レス) @page15 id: ecb3ef0346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:久田 螺々亜 | 作成日時:2016年4月8日 21時