特別メニュー ページ19
―――２日後。
風邪は完治し、私はリョーマくんと朝練に向かった。
死ぬ気で走って学校に着いたのは、朝練開始の３分前。
「ハァ…ハァ…間に合ったぁ…！」
「……アンタがもっと早く走ってれば、５分前には着いてたのに」
私は息を切らしながら、キッとリョーマくんを睨んだ。
……そんな私が悪いような言い方…！
「おっはよーAッ、おチビも！」
「あ、おはようございます。英二先輩」
「……チッ…俺はついでかよ…」
英二先輩に続いて、準備を終えた大石先輩と不二先輩も私とリョーマくんに向かって歩いてくる。
「おはよう、２人とも。A、調子はどうだ？」
「もう大丈夫です！昨日はお休みしてしまって、すみませんでした…」
先輩たちは私がそう言うと、安心したように微笑んだ。
「まだ無理はしないほうがいい。けど……走ってきたのかい？」
「えぇ、まぁ…」
その途端、先輩たちの視線は一気にリョーマくんへ向けられた。
「コラおチビッ、まーた寝坊だにゃ〜！？」
「ち、違うっスよ！俺はちゃんと間に合うように家を出てきたっス！」
一瞬、リョーマくんと目が合う。
……わ、私のせいって言いたいのッ…！？
ていうか、今思ったけど…！！
「リョーマくんッ、ラケット忘れてる！！」
リョーマくんが手に持っているのは授業道具を入れたかばんだけで、
１番重要なラケットは見つからない。
「あぁ、いいんだよ俺は。しばらくラケットはいらない」
「越前には特別メニューを用意してあるからね…ふふ」
手塚部長がリョーマくんに、しばらくラケットは握れないと思えって…
こういうことなんだ…
……それにしても不二先輩、楽しそうに笑ってるなぁ…
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやめ - 話は、長いけどリョーマ君最高 ４もきになる (2015年2月23日 17時) (
レス) id: 29edf9bf39 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - 続編(＋４＋)できました！よろしくお願いします！！ (2012年8月15日 10時) (携帯から) (レス) id: 508a72acb1 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - サヤカさん» 【サヤカちゃん＊】私は中３です！！こんなヒマそうだけど受験生ｗｗよければ続編、＋４＋もよろしくお願いします！ (2012年8月15日 10時) (携帯から) (レス) id: 508a72acb1 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - ちなさん» 【ちな＊】想像力豊かって褒め言葉じゃん！私もよく言われるｗｗそして、＋４＋もよければよろしくお願いします← (2012年8月15日 9時) (携帯から) (レス) id: 508a72acb1 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - そうやねｗ特技が妄想とかｗｗでもあたし発想力豊かって言われるわぁｗん〜嬉しくないねｗｗ (2012年8月14日 22時) (レス) id: 5735372ab3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朔弥 | 作成日時：2012年7月23日 19時
