ヤンキーが【刀剣乱舞】審神者やっちゃ悪ぃのかよ？

忘れてた ページ28

『あ…』
そういや、鍛刀終わってんじゃね？
てか、終わってかなりたってるはず…

｢どうしたんだ？大将｣
｢大将？どうかしたか？｣
両脇にいる薬研と厚が俺の気の抜けた声に反応した
『あー、鍛刀したの忘れてた…ヤベェ』

急いで鍛刀部屋に向かおうとしたら止められた
｢大将、顕現時は近侍も一緒に連れてくんだぜ？｣
『そうなのか…じゃあ大倶利伽羅探して連れてけば良いんだな』
｢そうだが、他にもやり方はあるぜ？
大倶利伽羅の旦那は何処にいるか解らねぇし、一時的に俺を近侍にすればこのまままっすぐ顕現しに行けるぜ？｣

おーっと？何か薬研が黒くね？
『それは楽だが、緊急時にとっとく
何となく大倶利伽羅が居そうな所は解るから大丈夫だ、また後でな？』
薬研の頭を一撫でして短刀達から離れた

『さて、何処に居るかな』
｢何誰がだ？｣
本丸の裏に回って周りを見渡し独り言を言ったら、真後ろから返事があった

振り返れば探し人が不思議そうな顔をして俺を見返している
『……何…だと……』
｢どうした？俺を探しに来たんだろう？用件はなんだ？｣
『あぁ、鍛刀したの顕現に行こうと思って
…探そうとしたら後ろに居て驚いたな』

｢…そうか、悪かったな｣
『いや、面白くもあったから気にしないでくれ、鍛刀部屋に行こう』
｢解った｣

鍛刀部屋には、短刀が一降り置いてあった
『んで、どうすりゃ良いんだ』
｢……あんたが触れて、霊力を流せば顕現する。
最初は審神者が触れないと顕現出来ない｣
『霊力ぐわっと流してもか？』
｢触れることで本丸に受け入れたって事になる｣

『へぇ』
｢解ってないだろ｣
『うん、まぁ触れば良いんだろ？』
｢…そうだな｣

取り合えず、顕現の為に触ると光って花弁が舞った
目の前にはおかっぱの厚達と似た服装の奴が居た
｢平野藤四郎といいます！お付きの仕事でしたらお任せください｣
『俺が審神者だ、Aか審神者かで好きに呼んで欲しい、主呼びは好かない。よろしく
俺は此処に来てそんなに経ってないから、藤四郎兄弟の所に案内する、此方だぞー』
｢は、はい｣
｢…細かいことは、粟田口の奴等に聞けば良い｣
｢はい！｣

平野と大倶利伽羅を連れて庭に行けば、平野は兄弟達に大歓迎されていた
『案内を頼む、よろしくなー』
｢応！｣｢ああ｣｢任せて！｣

ほぼ全員から返事があったので、離れる
しかし、顕現して挨拶とかちょっと面倒だな…暫く鍛刀は止めるか…

何となく、そう決めて審神者部屋に向かった

つづく

え!?驚いたよ!?(投稿者がまた出張るぞ) 最後にこの本丸の刀剣案内有り→←決着！

今日の殴る相手と方法

言い掛かりを付ける審神者に頭突き

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